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訪問記/書評/勉強日記(TOEIC930/IELTS6.0/HSK5級/Python)

大人英語 1-2 目標設定編

前回のブログにてどういった経緯で英語を勉強しようと思ったということを書きました。その中で目標設定を最初に行いました。

当時の環境

大学生だった自分にとって英語を話せる、使えるとはどんなことなのか。正直全く分からなかった。というのも英語と関わる機会が非日常過ぎて設定をするための想像すらしにくい環境であった。

当時の英語力

大学生の頃TOEIC IPテストを安く受けられるということ、就活にどうやら必要だと言うことで受験をした。結果は480点(うろ覚え)。周りも含め600点越えたらすごい高いという印象であった。TOEICのテスト前にロバート・ヒルキさんの解き方本をこなしてから試験に望むという方法で取り組んでいた。大学で彼が来て講演していたこともありちょっとしたファンであったが、テクニック以前に基礎能力が欠落していたため何回受けても450〜480のスコアしか出ていなかった。

レアジョブの存在

当時、オンライン英会話というものがとても流行っていた。恐らくフィリピン人の英語の能力の高さが認識され始めたことで、それに目をつけたフィリピン人によるオンライン英会話のビジネスが始まりだしたころだったと思う。ラクロス部の後輩がレアジョブをやっていると聞いて、良いものなのだと認識した。 

20歳を過ぎてから英語を学ぼうと決めた人たちへに出てきていた太田英基さんという方の話を見てフィリピン留学というものがあるのだと知った。フィリピン留学後世界一周旅行に行った方である。太田英基さんが行っていたCNE1という学校に目をつけ修士論文報告会が終わってから就職前の間に2週間留学することにした。(この経験は英語勉強する上でとても重要なマイルストーンであったことに後から気がついた)

当時に立てられた目標設定

英語を勉強し始めた当時は状況的に、日経メーカーへの就職が決まっている。特に海外と関わりのある部署に入るかは未定。周りに英語を話す日本人は殆ど居ないのだが、TOEIC600点で高い印象であった。などの状況であった。

ここから想像できた目標は、英語を使って映画を観たり、スピーチを聞いたり、海外旅行した際に少し話せたら良い、というとてもぼやっとしたものであった。

今から振り返ってみると、ここでより具体的な1年以内にTOEIC800点取るぞ!というよな具体的な目標の方が結果は出やすいかなと思った。ただ一報で、ダラダラと勉強するのが嫌いではなかった自分にとってのんびり勉強できたのは気持ちの面でプレッシャーも少なかったことは長続きした要因なのかもしれないとも思っている。

そのため、具体的な目標の方が良いとは思うのだが、特に目標が定まらなくても(自分がどうやって継続して勉強できるかを理解して)ストレスの無い目標設定をすればよいのかと思う。

大人勉強 1-1 モチベーション編

まえがき

20歳を越えてから英語を勉強した経験があるのですが、どういった流れで勉強することになったのか、勉強していったのかを書いていきたいなと思う。

何でもそうだと思うのですが勉強でもスポーツでも続けていくというのには何かしらの理由がある。例えば、志望大学に入りたい、甲子園に行きたい、親に褒められたい、そんなことが子供の頃多くの人があった感情ではないだろうか。

英語に何となく触れなくてはいけなくなったのは大学の研究室生活で論文を読んだり英語の本を読んだりする時で正直理解出来なかった。ただし、そういった中でも特に日本出ること無いから良いかな。ぐらいの気持ちで生活をしていた。

気持ちを奮い立たせたきっかけ

当時所属していたラクロス部を続けている中でSteve JobsのCommencement Addressはとても印象的な文章であった。もちろん英語がとても良くわかるわけでもなかったので一生懸命日本語の文章を読んで一文一文理解した。こんなにインスピレーションをもらった文章は今まで出会ったことが無く、その時その時の好きな事をしっかり学ぶことでいつか未来にそれぞれの経験や学びが繋がる(繋がるのだと信じることが大事)という事を教えてもらった。そもそも外国の卒業式ではこのようなスピーチをする文化も知らなかったし、このスピーチの背景など知らなかった。その後に読んだ林檎の樹の下でという本を読んだりしてスティーブ・ジョブズという人間の事を調べていた。Whole Earth Catalogueという本を探し求めたりしてのめり込んでいた。英語を理解出来たらこのスピーチも誰かの訳された日本語というバイアスを必要とせず聞けるのか、感動できるのかと思ったら英語に関する関心が高くなっていた。

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同世代の活躍

当時Twitterに張り付くようにして意識の高い大学生になろうとしていたころ、とても興味深い人を見つけた。上杉周作さんという同年代。シリコンバレーでバリバリ働いている。とても示唆に富んだ刺激的な講演をSFCというギークの集まりの前でしていた。単純にかっこいいと思ったし、こんなスーパースターみたいな人が同世代に居る事にびっくりした。そんな彼が住んでいたのはアメリカであった。

英語を使うと世界が広がると思えたこと

大学の教授の方々を見ていると、みんな英語を話していた。研究室の恩師(この人と出会えたことは人生の財産であり、一緒にラボ生活ができた3年は今振り返っても人生で最も楽しい時期であった)は海外の先生の講演があれば興味が無くても行っといたほうがためになると半ばやる気のない学生を連れて講演に行っては質問を2、3して顔見知りになるということをしていた。

今思い返すと、とても貴重な体験をさせてもらっていたことに改めて感謝したい。

その時気づいたのは学問の世界でトップレベルの話はすべて英語でされているし、英語があれば知見を世界中に拡め、吟味してもらえることができるということであった。

結局英語で論文を書くということはなかったのだが、英語をツールとして使うことで世界中の優秀な知識に触れたり、コミュニケーションを取ることができるのだと実感した。

英語を使うことで世界のどこかの誰かと繋がる

そんな中でLang-8というサービスをあることを知った。簡単に言うと日本語を勉強している人に添削をしてあげて、英語の文章をポストしたら誰かに添削してもらうというサービスである。ここで同じように英語を勉強する中国人の女の子とチャットすることになり、とても拙い英語で話しかけていた。自分より若く同じアジアの人が自分よりも断然うまい英語を使っていることにはショックだったが、英語というツールを使って世界の人と繋がれるということに改めて感動した瞬間だった。

HiNative TrekLang-8が運営するHi Nativeアプリもおすすめ)

また、大学時代にお金のない中旅行しようということで、カウチサーフィンというサービスを利用した。簡単に言うとカウチ(ソファ)をサーフする(点々とする)ようにあいているスペースで寝させてもらって旅をするというようなもので、旅人とローカルの人とのマッチングサービスである。この時に出会った多様性溢れる人たちと触れ合う事ができたこともとても貴重な経験であった。オーストラリア人の母親と娘2人の3人組と同じホストの部屋で泊まったのだが、学校には行かせず母親が直接教えるというスタイルでヨーロッパ中を渡り歩いているという家族が居た。その小学生低学年であろう女の子が当たり前に英語を話してトルコ人のホストと話しているのを見て、英語さえもっと流暢であれば、目の前の光景を少し羨ましく眺めていた。

どうしても苦手だった英語

勉強がとても苦手で今思えば学習するというより言われたことをひたすら覚えようとしていた自分にとって英語なんて到底できないものだと感じていた。そこで大きな転機となった文章は20歳を過ぎてから英語を学ぼうと決めた人たちへというブログである。後にサウスピークという語学学校をフィリピンで建てるHALさんという方が書いた記事だ。(確かTwitterで知った気がする)大人になった人が英語を学ぶためにはどうしたら良いのか、とても細分化して緻密に設計されたブログである。

ここで気がついたのはやり方と勉強量がどう考えても足りなかった。勉強する時に大事なのは細分化して出来ない事をカバーしていくことであると気がついた。

 

英語を使うことできっと世界が広がる、もっと楽しくなるという事がわかった自分にとって、誰でもそのとおりに進めができるようになるガイドが与えられた。

 

とても良いタイミングで、とても良い情報に知り合えたことは運としか言いようが無いが、こんな些細なことがこの5年後には海外や多国籍メンバーと仕事ができるようになるなんて思いも寄らなかったことである。

英語を勉強する時に一番大事なのは持続的に勉強するための理由がちゃんとあるかだと思う。英語のある生活の方が残りの人生きっと楽しい、そう思って淡々と勉強を継続できたのはきっと楽しいという事をLang-8やCouchsurfingで体験出来たからだと思うし、Steve Jobsなど英語のスピーチを自分の理解で聞きたいという思いからであった。

 

理由は何でも良いと思うのだが、どこかで踏ん張れる理由があると人間頑張れるものだと思うから、TOEIC/TOEFL/IELTSで何点取る、外資系の仕事をする、旅行の時に使えるおうに、など何でも良い分かりやすい目標設定と理由を最初に整理しておくとその後の勉強がスムーズになるように感じる。

 

 

Xiaomi Mi Band3がとっても使い心地良かった