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中国旅行の際には使ってみようVPN! インターリンクVPNレビュー

最近、中国のテック関係が台頭していたり旅行時の経由地としてや旅行先として注目されてきている中国ですが、一つ気になるのはネット規制では無いでしょうか。

中国国内ではFacebookやLineなど日本国内だと当たり前に使えるサービスが規制されている影響で閲覧ができません。(但しローミングであれば使える場合が多い)

そこで中国に行く前の準備としてVPNを使えるようにしておくととても安心感があります。(しかもお試し無料期間があり、こちらを最初は利用していました!)

インターリンクのVPNは過去数年使っているのですが使い心地も良く、比較的繋がりやすいため長期滞在の際にはYoutubeなどの使用も便利です。

また、他の使い方で、シンガポールなど海外にいる時に日本アカウントのNetflixが使いたい!などの時に日本にサーバーがあるVPN経由で閲覧可能であったりなどVPNがあると何かと便利です。

 

ということで、登録のためにはまずはインターリンクWebページへ。 

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無料お試し申し込みがあるので、そちらから申し込みます。

1. 申し込みページへ行くとまずメールアドレスの登録をします。

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下記のページになったことを確認しメールボックスへと移動します。

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2. メールボックスから申し込みリンクへと移動します。

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3. メールボックスから申し込みリンクへと移動します。

次に情報を入力していきます。ここで登録時にクレジット情報が必要になります。基本的に2ヶ月以内であれば無料です。(一度解約したあとも再契約可能なのでまずは無料お試し期間フルに使ってみるというのがオススメです)

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4. 全て登録完了すると、以下のように契約情報が届きます。

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こちらにある設定マニュアル一覧でかなり詳しくつなぎ方が書いてあります。

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所定の欄にVPNサーバー、ユーザー名、パスワード、シークレットキーを入力していきます。

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ここでプロトコルについてどれにしようか迷うかもしれませんが、個人的にはL2TPを使っていました。

ja.vpnmentor.com

Statusのところから接続にするとボタンが緑になり接続中と出てきます!

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接続済みになると上にVPNの表示が現れ、VPNにつながっている事がわかります。

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この状態になれば完了です!

 

繋がりにくい時はサーバーを変えるとどこかしらに繋がる印象です。おすすめとしては複数サーバーを設定しておいて、だめだったら違う国のサーバーを利用してみる、とすると便利です。(香港✗だった場合→台湾のサーバーなど)

 

複数アカウントでも使用できるため、ノートパソコンで接続、iPadで接続などもできます。街なかのWifiでも使えることが多く外での作業中も役に立ちます。

 

2ヶ月無料で使えますので、中国に一度旅行に行くだけで2ヶ月後使用しない!という方は解約手続きすることをお忘れなく!とても便利で使いやすいため、おすすめです!

www.pandavpn-jp.com

www.vpngate.net

クレジット情報の入力に抵抗ある方は、パンダVPNやつくばVPNなども便利です!

つながりは少し悪い印象ですので、世界VPNの方がストレスは少ないですが、はじめての場合はこちらでも良いでしょう!

 

それでは快適な中国旅行を!

 

Youtube review Ali Abdaal How to study for Exams with Google Sheets ケンブリッジ医学部生によるGoogle sheetを使ったActive recall 勉強法

ケンブリッジ大学医学部性のAliさんによる勉強方法がとても良いのでまたまた紹介です。

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以前紹介したActive recallとSpaced repetitionについては以下の記事をどうぞ!

ohtanao.hatenablog.com

ohtanao.hatenablog.com

今回はActive recallを実際にどう実践していけばよいかという内容になります。

www.youtube.com

Aliさんの過去の動画ではAnkiという分散学習をアルゴリズムとして使用しているフラッシュカードアプリの紹介などされていますが、Googlesheetを良く使うようです。

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使い方は、カテゴリ(科目)ごとにタブ分けし、A列に質問を設定し、B列に回答を記入していくという方法になります。

Active recallの動画にあったように題材に対して質問を設定し、それに対する回答をメモしていくという方法が効率の良い勉強方法でした。そのため、Googlesheet上に質問・回答をリストしていきます。

その際に、回答のリストは白文字で記入しておくと、A列の質問を読んでいる時にB列の回答が目に入ってこなくて良いとのことです。

次に、質問リストの記憶定着から色分けし、取り組みの優先順位を緑・黄・赤を色分けしていきます。そうすることで、復習する際に赤の部分を優先的に取り組んでいきやすくなります。また、緑が多くなってきた部分は非表示にしてしまっても良いと言われています。

フラッシュカードと基本的には同じことなのですが、Googlesheetの方がより使いやす理由もいくつか語られています。

 

Googlesheetsのメリット

1. Systematic structure:

体系的に質問の設定ができること。関連するアイテムをつなげて質問設定できる。この点Ankiアプリなどではランダムに出現する可能性があるので、トピックが飛びやすいというのが難点のようです。

この点、おそらく勉強する題材にも依ると思いますが、関連付けて質問設定されている方が流れで記憶しやすいという点はそのとおりかと思います。

2. Easier to spot holes:

分散学習用に緑・黄・赤のフラッグをつけ優先順位をつけられる。自分がどこが分かっていないのかわかりやすい。

3. Easier to work with friends:

友人たちとシェアしやすく一緒に勉強しやすい。

おそらくシェアすると質問の設定の方法も上手くなるであろうし、友人たちと勉強一緒にしていきやすいため、共有しやすい、というのは意外と重要な気がします。

4. Less of a burden:

簡単に取り組み易い。Googlesheetであれば5分間といったような短い時間でもすぐ勉強できるため、とても好ましいと言っています。色分けしゲーミフィケーションの要素も取り入れられたり、どのブラウザでも確認できるという点で便利だとも言及。

 

最後に良く聞かれる事についての回答もしてくれている。

Q: どういった勉強内容がフラッシュカードが適しているか・Googlesheetが適しているか?

A: 個別の事実(Isolated facts)が回答である時にフラッシュカードだと良く、より幅広い質問や物事の理解に関してGooglesheetsのほうが適しているのではないか。

おそらく、単語の暗記で表面に英語、裏面に日本語、といったものの場合フラッシュカードでも良いのだが、○○とは何であるか?(what's the deal with ○○)といった質問に対してはGooglesheetsにキーワードを書いたり分からない部分はGoogle検索して引用したりすると良いという事でした。

 

Q: Quetionに対する答えを全て回答コラムに書くのか?

時によるが、キーワードのみ書くことが多いそうです。ノートを作るより、わからなければGoogle検索してメモしていけば良いとのこと。フラッシュカード作成に時間をかけるのであればGoogle検索してGooglesheetsに質問リストを作っていく方が効率的であろう。

*時々言われているpolymyalgia rheumaticaという単語はリウマチ性多発筋痛症の意味らしい

 

このような科学的に効率的であると言われている勉強方法を知るっていると、勉強の方法がより洗練されて時間のムダがなくなり他の人と同じ時間でやれることが増えていく人生の限られた時間を有効活用できるだろうと感じる。

特に高校受験のような限られた時間の中で多くの異なる科目を同時に勉強しなければならないという時に、Active recallとSpaced repetitonを意識しながらカリキュラムを組めていたたらどんなに良かったのだろうと思う。

この手法で実際に学校の勉強にどう当てはめていけば良いか、TOEICや語学の勉強に当てはめていけば良いか、プログラミング学習に役立てていけば良いか、という点に各個人の工夫が必要になってくるであろうが、このようなわかりやすい方法を知っておき、それにそった組み立てをしていけば様々な物事に応用できるであろう。

こう考えると、高校や大学ではWifiを設置し、授業中にノートでなくGooglesheetsをメモにしてキーとなる項目に対して質問を作成し、それに対する回答を書いていき、家に帰った後にその内容をレビュー。覚えが悪いと思った内容を赤にリストしておき、次の日・一週間後に復習し、緑色に変更できるまで行っていくという作業をしていくと、効率の悪いと言われている、ノートを取る・教科書の再読・教科書への線引き学習という負のループから開放されるでしょう。

こういった方法を利用して社会人になった今でも勉強に取り入れていきたいと思う。

2019映画批評#1 We Margiela マルジェラと私たち

Bunkamuraに行き"We Margiela"を観てきた。

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wemargiela.espace-sarou.com

www.youtube.com

予告版のナレーションの方の声がとても心地よくて気持ち良い。

謎多きブランドMaison Martin Margielaについてせまるドキュメンタリー映画である。

日本に来る前に世界で上映されていた映画で待ちに待った日本公演でした。

 

映画制作を行ったのはオランダのMint Filme Office。とても魂のこもった映画作りに感謝です。

2015 in production we margiela 5 years after margiela left his maison, we feel an era has definitely come to an end. in the international documentary we margiela we reflect on margiela’s body of work and his influence on the history of fashion. now, 25 years after his first show, themes as privacy, anonymity, fake, real, de- and re-construction, all part of the DNA of margiela’s work, are the keywords of our times. what do we learn about us and modern times by looking at margiela? / AVROTROS

 2015年の撮影開始からInstagramで撮影の様子が徐々に公開されているのも面白い。

 

いつかこの映画にまつわる土地を巡ってみたいものである。

 

さて、映画はというと、謎多きMargielaという一人のデザイナーが所属したブランドMaison Martin Margielaについての歴史を紐解いていくものである。

ストーリーはMargielaの黄金期を支えた中心人物へのインタビュー形式のものであり、特にMartin Margielaのマネジメントを支えた、Jenny Meirens(2017他界)の言葉はとても貴重なものであった。

アントワープで出会った二人は意気投合しブランドの立ち上げた。Margielaがデザイン、Meirensがビジネスサイドを担った。映画ではしばしば、この二人のどちらかが居なかったらブランドとして成り立っていなかったと証言されている。

Jenny Meirensは元々自身でブティックを経営していたため、商売としての知恵を持っていた。その一方、Margielaはデザインに没頭し経営には何一つ興味が無い性格であったようだ。それぞれのアイデアは深く結びつき、Jenny MeirensはMargielaの魅力を誰よりも引き立たせ、今では代名詞となった”白タグ”の考案者でもあるようであった。

初期こそマスコミの前に現れていたMargielaは突如マスコミの前に立たなくなり、撮影は手のみ。当時、デザイナーはブランドの顔として誰よりも目立つ存在であった中、その隠された存在の不思議さ、一方で際立った特徴を持つデザインに人々は魅了されていく。

黄金時代と言えるのはブランド創設の1988年から数年であっただろう。スタッフは全員白の白衣を制服とし、家具は白い布で覆われ、壁は白く塗られた。映画内でMeirensは白のスクリーンは自身を映し出すだろうと言う。社内は一体感があり、まるで家族のようにそしてBlack or White、Yes or Noというようにはっきりとした意思を持つメンバーで構成されており、のめり込んで制作をしていたようだ。

集合写真の中央には、一人だけ制服でない女性、彼女がMeirensであり、その隣の席はMargielaのためのスペースであった。カメラマンが大声でMargielaを呼び最後のチャンスだから気が変わって来るなら今だぞ、と呼びかけるなど時に面白いエピソードもあった。

黄金時代と感じれる、自身の好きなものを好きなように作る時期のピークには、不思議な魅力に大衆が取り憑かれ、マスコミも多くを期待するようになり、組織体制も非常に大きくなってきてしまい、状況が少しずつ変化していく。

それは成長の過程とも捉えることができるが、多くのプレッシャーや雑音はブランドスタッフに疲弊を呼び込んでいた。

ビジネスとして儲けを考えないスタイルを辞め、2002年にブランドはディーゼルへ売却。その時の買収額によりMargielaは自分で行ってきた制作の結果を知ることとなった。一方で、噛み合わなくなった歯車は結果としてJenny Meirensをメゾンから失うことになった。

さらに、Martin Margielaは2009年のショーで完全に姿を消す。世界中で展示会を行う中で大衆はMargielaの魅力に興奮し、その神秘性を称賛した。一方、人々がMargielaのアイデアと思うような一風変わった展示スタイルは実はMargielaが考えたもので無かったということがあったようで、その度にブランドとしてマスコミへの声明に"We"として意見を伝えていた。”We”にはMargielaはきっとこう思っているだろうけど、という事や、ブランドとしての回答であり一人の人間の回答でないという意図、単純に責任を曖昧にするというような意思が含まれていたようである。

様々な独自のスタイルはきっとMartin Margielaが育てた文化そのものであったのだろう。

多くは語られてこなかったブランドについて撮られた貴重な記録となる映画であることは間違い無い。

はじめての海外旅行にフランスを選び、とても緊張した路面店訪問は良い思い出である。その頃はこのような歴史も全く知らず、全盛期と思われる時期が過ぎていた事を思うと少し寂しい思いはあるものの、新しい価値観の提示をしてくれた全ての制作に感謝するとともに、この記録を残した全ての方々に感謝したい。

 

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参考)

www.maisonmargiela.com

www.dazeddigital.com

ja.wikipedia.org

www.nssmag.com

www.forbes.com

xn--bckr3bb3dvf5dpb2bxe.com