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訪問記/書評/勉強日記(TOEIC930/IELTS6.0/HSK5級/Python)

ゆるっと投資 | 401Kでの運用について

昨年コロナで部屋に居る時間が増えました。

時間もできたこととお金の消費も減ったので401Kを含め投資についてちゃんと考えてみようと思った一年でもありました。

 

新卒の時、何もわからず入っていた401Kのプログラムを2019年頃から見返し始め

去年からローテーションやリバランスして見たところ、運用成績も少し改善してきましたので、整理を少ししたいと思います。

 

1.運用成績

2021/3現在で約26%ほどのプラス実績になります。

特に昨年はコロナ時に一時落ち込んだものの最終的には株式市場に追い風が多くうまくトレンドに乗ることができたように思いました。

会社で同じくSBIベネフィットシステムズの401K運用している同僚やTwitterの中を見ていると+100%近い猛者の方々も居るので比べだすとキリがありませんが、一応プラスになっているのを見ると複利のちからを感じます。

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2.意識したこと

意識したことはトレンド(その時々で調子の良いセクターや銘柄)を考えるようにしていました。

401KやiDecoでは投資できる銘柄がかなり制限されている一方で、ある程度の範囲ではありますが銘柄の分類がしっかりあります。

Youtuberの高橋ダンさんなども言われていますが、ポートフォリオを多様化するために、株式、国際、コモディティなど分類分けして大まかな比率を決めるのが良いとしています。

使用しているのがSBIベネフィットシステムズのためそちらを例にまとめます。

  1. 株式(日本株、米国株、株式ファンド系)
  2. REIT(国内、国外)
  3. コモディティ(金)

の3つに大きく分類分けしています。

SBIベネフィットシステムズの中で選択できる銘柄で、投資対象の銘柄をおおよそ10〜20程度にしぼりそちらをYahooファイナンスでPF作成しおきます。

2020年含めここ最近は株式市場が強いトレンドが多く、特に米国株式市場は右肩上がりを続けているので、まだ定年まで時間があることを考えて債権は選択肢から外して今は考えています。

投資対象としては指数と連動しやすいもの、例えば日経平均TOPIX、小型日本株、米国ナスダック、ダウなどから一つずつ程度選定しておくと、変にどちらにしようと悩む必要がなくなる気がします。

また、投資信託内で分散されてしまっているようなものはパフォーマンスの変動理由がつかみにくいので対象から外しています。

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そのため今の所大きく3分野を見ておりそれぞれ下記のような印象です。

  • 株式(日本株、米国株、株式ファンド系)

基本的にリターンが高め。

特にファンド系は流行の株式を組み込んだりするので良い印象。

グローバル化に伴い、地域別の株式市場連動性が上がってしまってはいるものの、日本、米国、新興国(中国)の動きを意識しながらトレンドの強い地域に資金を回せるとベスト。

  • REIT(国内、国外)

好景気時にとても強い印象。

2019年のパフォーマンスはとても高くタイミングよく投資できると株式のリターンが上がらない時などはとても良い投資対象。

ただし、コロナ時に最も落ち込んだ分野のように思うので、利確も意識したい分野

コロナ時に最も強いリターンであった印象。

マネーサプライとの兼ね合いでリターンが良い場面が来るので、タイミングよく入りタイミングよく抜けるようにすると良い。

平時のリターンは低めですが、株式やREITとの連動性低いので投資対象として持っておきたい。

3.資金フロー

毎月積み立てることになるのですが、

  1. 米国株式(株式ファンド)
  2. トレンドの強い銘柄

を選択肢としています。

米国株式に入れる理由は最も安定してリターンが高いため、仮に放っておいても良いかなというためです。

もう一つの選択肢にトレンドが強い銘柄があればそちらに資金を入れるようにします。トレンドは数ヶ月〜半年ぐらいで良さそうな分野を選ぶようにしています。

1と2のバランスは一ヶ月に一回程度見直すようにしていますが、面倒な時は米国株式にすべてというようにしています。

 

次に、リバランス・ローテーションに関してですが、2020年の場合は殆ど株式・株式ファンド内での変更ばかりでした。

長期投資の場合、あまり損切りはしなくて良いように感じているため、REITは回復を待つため塩漬け。金が暴騰するタイミングはつかめずに金への資金移動もうまくできませんでした。

 

投資信託、特に401KやiDecoの場合タイムリーに銘柄変更できず、売却に数日、移動先の銘柄購入は1週間後などのケースが多いので、数週間〜数ヶ月のトレンドで無いとキャッチできにくいです。

 

4.チェクしたいこと

上記の方針で運用している場合チェックしておいたほうが良いことがあります。

①指数関連

ざっくりとした動きを理解するために、週に1度程度で良い気がしますが指数の動きがどうであったか確認しておくと参考にできます。

これに加えて、日銀や米国FBRなどの発言やはやりの個別株、セクターなどを見れるとベストです。ただしこれらは指数に織り込まれているので時間のない場合は指数のみウォッチでいい気もします。

②騰落率・資金流入量・ウォッチリスト銘柄のパフォーマンス・組入銘柄

月に一度程度積立銘柄とリバランスをするのが良い気がします。

10~20程度の銘柄の中からパフォーマンスの良し悪しを見直しおてき、リバランスの要・不要を確認。

投資信託の場合、銘柄の投資先リターンと資金流入量が評価価額に反映されるため、銘柄の騰落率と資金流入量を確認しておくとある程度トレンドが確認できます。

また総資産額の大小なども見ておくと利金流入量の伸びしろなど少し参考になります。

また組入銘柄を見ておくと、流行っている個別株が入っているかどうかなど見れます。

5.リバランス・ローテーション

難しいなと思うのがどのタイミングで資金を移すのかということです。

例えば、米国株式ファンド、REIT、金との基準価額変動を振り返ると、2017年は一番上のキャピタル世界株式のリターンがよく、2018〜2019年は国内REIT、2020年のコロナ時に一番落ち込みが少なかったのが金、という印象です。

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これらその時々で米国株式→REIT→金と資金の多くを移動できればリターンが良いのでしょうが、中々難しいです。

トレンドに乗り切るのが難しいと思う場合は

日本市場は30年ぶりの高値更新、などではありましが米国SP500やナスダックは右肩上がりであるため、米国市場を中心にしておくなども戦略だと思います。

そのためある程度ルールを作っておき、米国株の銘柄をベースにそこからトレンドが上がりそう・強いと思った銘柄に1/4、1/2移動してトレンドが弱まるタイミングまで持っておくなども良い気がします。

無理に毎日チェック、リバランスする必要は無いと思いますが、週に一回程度成績を見て高くなてっいる銘柄からトレンドの強い銘柄に段階的に移したりできると理想だなと思います。

6.まとめ

2020年から投資について勉強してみて思ったのは、振り返ってみるとわかりやすいトレンドが結構あるということです。

アベノミクス時には日経株式市場が上がりやすい土壌がありましたし、コロナ時のマネーサプライは金の価格を押し上げたり、米国株式市場の高騰を導いたように思います。

景気の良い時は土地の値段も上がりやすいのでREITがコロナ前までは高騰していたため株式成長が鈍化してきていたらREITの投資選択はとても良い気がします。

もちろんコロナの時のように全体的に落ち込む時はありますし、指数が伸び悩んでいるときには投資成績も伸びないので目標設定は難しいですが、米国インデックスにずっと入れ続ける、よりも高い成績を出せれば良いなあと思います。

今回401Kの運用情報があまり見つからなかったこと、401Kの運用を勉強したいなあと思っていた時にどうしたら良いのかわからなかったこと、などを踏まえ初心者の方に何を注意したら良いのかの参考になれば…と思っております。

401KやiDecoの制度は税制面でもとても良いものですし、投資を始めるのにはぴったりだと思うので、少しややこしいなあと思われている部分をわかりやすく理解していきたいと思います。

いつか運用益が+50%、+100%などと行けば嬉しいのですが…勉強続けてみようと思います。

 

もし証券会社まだお持ちでない方は下のバナーからSBI証券口座(iDeco、NISA、日本株、米国株などあり)解説していただけると嬉しいです!

 

*今回、記事内に銘柄名が出ておりますが特定の銘柄を推奨しているものでは無いことご承知おきのほどよろしくおねがいします。

年収1億円を稼ぐ月3分投資 | 投資のイロハ | 2021年書評#3

数年前に読んだ本なのですが、投資を本格的に始めたのでさっと読み直してみました。

 

本で紹介されている前提

キャッチーなタイトルにしないと売れないのか、この本は1億円を稼ぐというコピーがあります。

資産が動くか自分が動くか

本の最初に紹介されるのは、ロバートキヨサクの本にある「資産が動くか自分が動くか」が紹介されており、投資というのは資産が動くものですよ、と。

月利5%を狙う

そして、50万の元本から月利5%を狙い10年後には1億円を達成できるという道筋です。(著者は月利10%を目標としているらしい…)

月利5%を達成し続けるとどうなるかというと

1年後 約90万

2年後 約160万

3年後 約290万

4年後 約520万

5年後 約933万

10年後 約1億7445万

というような流れです。

トレンドの見分け方

上昇、下降、横ばいのトレンドを理解し、高値更新・安値更新をシグナルとしてトレンドにのり、買い・売り両方を用いてトレードをする、というのが推奨されています。

その他トレードのルール

狙う銘柄は日経255にあるもので、基本的に短期トレードを前提としています。(長くても数ヶ月)

日足に注目し、かつ終値に着目し方向性を予測します。

毎日できるかぎり400銘柄を1時間以内(30分程度が理想)にスクリーニングしてエントリーできそうな銘柄を探す。

注文するときは成行で。

横ばい3ヶ月、上昇2〜3ヶ月、下降1〜2ヶ月がトレンド期間の目安。

トレンド転換時にドテンも狙い目。

さいごに、どんな人におすすめか

投資の基本的なことが書いてあるので、トレンドを見つけてそれに乗る、流動性の高い日経225銘柄が主戦場というのは王道な投資のように思いました。

ドテンや空売りの使いこなしはやるべきではありますが、初心者向けでは無い気もします。

短期トレードメインというのはリスクヘッジとしてはとても良く、下げ相場のダメージを受けにくいので初心者に向いているように思いました。

読み返してみると、結構当たり前なことばかり書いてあるのですが、よく考えたら当たり前のことができずにマイルールの無い投資をしているのは反省点。

今後の投資スタイルに活かしたいと思います。

 

海外でデザインを仕事にする | 世界で活躍する日本人たち | 2021年書評#2

社会人になるまで超ドメスティックの世界に生きてきましたが、

新卒の会社に入った頃に少し違和感を感じていました。

一括大量採用された数百人で毎朝ラジオ体操をし大講義室で会社の歴史を勉強する。

グローバル企業と呼ばれていましたが、入ってみたら日本語しか使わない。

グローバルと言われていた理由は海外に日本人が支配する工場を建て

現地の安い労働力を求めた低コスト化への対応をしていたからでした。

そんな中で次第に他の視点があるのではと思い英語を勉強を始めた後、外資系企業へと転職しました。

 

その中で入ることはなかったもののIDEOという会社がとても気になっており、

IDEO出身者が紹介されるまとまった本がなかった時に見つけた本が今回の本になります。

世界で活躍する日本人たち

僕の人生で海外で仕事をする、外国人と仕事をするなんて意識することは想像もしていなかったです。

本書で紹介されているIDEO出身の鈴木元さんも境遇として大きく変わらないと知りました。

パナソニックに入社しプロダクトデザインとした後にイギリスへ留学しその後に縁がありIDEOインターン、入社します。

IDEOはデザインコンサルファームであり、多様性をとても尊重し様々な人種、バックグラウンドのメンバーが集まることでシナジーを発揮する仕事をしています。

入社するのはもちろん難しいのですが、入ってからはとても理想的な仕事環境であったようです。

鈴木元さんの場合、言葉でよりもものづくりで会話するといったような日本人の職人気質という側面を活かした働き方をされていたようです。

今だからわかるのですが、日本人の仕事はとても丁寧で緻密です。一方でアメリカ人は比較的合理的にスピード感を持って勇気ある判断をする印象ですが、その中に日本人の感覚はとても重要だと自分の経験からも感じます。

言葉で伝えきれないという足かせを利点に変え、相乗効果を発揮する。

もっと自由でいいんだと言う感覚が本書からも理解できました。

それぞれの日本人にあるドラマ

本書には数多くの海外で活躍する日本人の成り行きが書かれています。

それぞれに本当に多くのドラマ、紆余曲折がありとてもおもしろかったです。

テキスタイルデザインナーの森山茜さん、途上国のファボラボで活躍する青木翔平さんや徳島秦さん、デザイナーの福定良佑さん、シリコンバレーのアートディレクターとして活躍する川島高さん、その他の方のストーリーもとてもおもしろいものばかりでした。

海外で働くなんて、エリートで優等生みたいな人なのかな…なんて昔思っていたのですが、本書を見る限り、とても優等生というよりは、日々の仕事をしていく中で自然と興味が海外に移り、パッションを持って突き進んだ結果海外で働くという境地にたどり着いたような印象でした。

情熱を持って生きること

社会人となって日々同じことを繰り返していると、いつの間にか情熱が薄れていくような感覚に苛まれます。

新しい物事にふれること、美しい物事に心動かされること、感動し涙を流すこと、年齢を重ね経験を得るということと引き換えに感情的になる場面が減っているように感じます。

なにかに夢中になり寝るのをおしんで没頭するなんて、明日の仕事を考えると中々できなかった自分が居ました。

そんな中で本書を読むと、日々の苦労の中にも没頭する物事に出会い突き進んでいく。

海外の慣れない生活や仕事の成約もはねのけながら結果を出していく物語に勇気を貰う人は多いのではないでしょうか。

さいごに、どんな人におすすめか

海外で働くということについて、様々な人の物語が書かれている本書はとても勇気を貰える内容になっていると思います。

日本で働くことに疲れたな、日々に変化が欲しいな、など思っている人にとってはとても良い本と思います。

海外の文化的側面を理解する上でもとてもおもしろく、改めて日本って特殊な島国なのかなあなんて印象を持って読むこともできました。

語学を勉強している人たちにとってもとても良いモチベーション維持になる本だと思います。

語学を勉強する上でガソリン的役割を果たすモチベーションはこういった情熱が伝わってくる物語にふれることでより勉強に身が入るように思いました。