戦時中日本が考え出したコンセプトである大東亜共栄圏。帝国主義に伴う欧米列強の支配からアジア地域の解放を銘打った画策は、その背景に経済的自立を求めた結果でもありました。 総力戦とは何か。第一次世界大戦より前の戦争は、主に軍隊と軍隊とによる軍事…
Appleの新作発表会”Awe dropping”にてiPhone 17シリーズの発表などアナウンスしました。最近は変化が少なくなっているとの話もありますが毎度のことながら完成度の高い「買っても間違いない」製品を発表してくれます。 Appleは製品もさることながら、環境配…
この夏は多く戦争関連の本を読んでみたのですがまた戦争関連、雪風の映画でも取り上げられた海軍に関する本です。戸高さんはやまとミュージアムの館長であり、多くの歴史書特に海軍にまつわるものを書かれています。 www.youtube.com www.youtube.com 歴史音…
NHKスペシャルで話題になっている本でもありますが、猪瀬直樹さんの昭和16年夏の敗戦を読みました。日本が敗戦したのは昭和20年なのですが、タイトルにある昭和16年というのは総力戦研究所と呼ばれる30代の最もバランスが取れさらには仕事の経験も豊富にある…
個人的な戦争モノブームもあり雪風 YUKIKAZEを観てきました。 戦争モノの映画を観ていると祖父母世代の事を良く思い出します。昔ながらの行事を大切にし、今では見なくなった厳しく接すること、ものを大切に長く使うことなど、小さい頃はあまり気が乗らなか…
失われた30年と言われ久しい日本経済ですが、ここ最近は日経平均株価も過去最高値をつけるなど失われた日本経済が終焉しそうな雰囲気が漂ってきました。日本経済を日経平均株価が表しているとは言い難いとは思いますが、バブルだった異常値であるとはいえ30…
先日も取り上げたゲンロンなのですが、最近雑談でひたすらに長々とライブ配信するという流れで東浩紀さんの話が面白かった。 ohtanao.hatenablog.com 訂正可能性の哲学 作者:東浩紀 株式会社ゲンロン Amazon www.youtube.com 特に好きだった話には三宅香帆さ…
以前倒産企業の財務情報についての本を読んだのですが今回は帝国データバンクがレポートを作成している倒産企業の情報をまとめた本、なぜ倒産を読みました。 ohtanao.hatenablog.com 倒産のケースを見てみると、いかにコロナが企業の財務に傷をつけたのか、…
対話型組織開発の提唱者でもあるジャーヴィスブッシュさんの日本語訳本を読みました。 彼自身Youtubeでは10年以上前から、英語の著書では2019年ごろには出版されていたものなので少し遅巻きながら日本語翻訳本の話が舞い込んできたのでしょうか。 www.youtub…
なのなのさんの著書で配当のススメ的な本を読みました。高配当投資に関してはまだなかなか興味が持てないのですが、資産額が増え定年に近くなってきたら少しずつ高配当銘柄も増やしていきたい思いもあるので勉強を兼ねて読んでみました。 www.youtube.com 大…
あの戦争…につづき辻田さんの著書戦前の正体を読みました。江戸時代の終了から明治維新をかけて戦争に突き進む帝国主義のマッチョな世界。維新や新選組は現代でも政党名に使われるなどどこか明治維新を美化した風潮があるように感じます。良くも悪くも変化に…
コロナ禍の世界観って気がつけば忘れかけているものです。 街なかで救急車の音が鳴り響き、夜に近所にかけつけた救急車へ防護服を着た大人たちが患者を乗せていく姿も見かけました。これだけ人を押し詰めたような街づくりの東京では「三密」なんて言葉も流行…
8月ということで戦争の話を観ていたところ、Youtubeのコメント欄から満州ばあちゃんというチャンネルを見つけました。 80歳を超えるおばあちゃんが2歳の頃まで満州に居たということで満州国にまつわるストーリーを紹介してくれているチャンネルになります。 …
お盆の時期になると戦争特集番組が増え、特にテレビが大きな文化としてあった時代には毎年恒例の妙に真面目にならないといけない時期であるという認識がありました。小さい時にはその重要性は全く理解できていなかったし、甲子園でも観ていた方が断然エモ楽…
昨今移民問題で問題が生じており、選挙で争点になるほど加熱している議論に対して理解を深めようと言うことで手に取った一冊です。 2019年のデータでアメリカの移民は5000万人を超えて世界ダントツ1位、2位のドイツは1300万人、イギリスは第5位で950万人、日…
移動に関する著書があり流行りを一目読んでおこうと思い読みました。移動について格差があり、社会階級によって(もっと単純化すると収入格差)移動の制限があるのではないか、という著者の論です。 移動の機会や実現可能性、結果には”差”がある。それは、グ…
終戦記念日に金曜日が重なり、金曜ロードショーで火垂るの墓が流れる日となりました。 世代が変化していくにつれ戦争の体験者も亡くなり、よりその時代の記憶というのは薄れるもので。こういった映画やアニメで記録されるというのは非常に価値があることだと…
以前読んだ河野龍太郎さんが共著する新著「世界経済の死角」を読みました。以前読んだ日本経済の死角、成長の臨界と内容は同じ事が多く、より最新の事象に対して改めて河野龍太郎さんの考えをまとめていく流れだったように思います。 www.youtube.com www.yo…
関東軍と聞くとイメージはロシアとの防衛という厳しい環境の中、満州事変を起こし暴走して太平洋戦争へと突っ込むきっかけとなった荒くれ者たちという印象を持っていたのですが、あまり詳しく知らないなと思い関東軍に関わる本を読んでみようということで読…
タイトルが派手なので一見釣りっぽいタイトルかと思いきや内容は硬派なバリュー投資本でした。著者が本書執筆のきっかけとなった出来事は自身ががんのステージ後半であるということが分かったために、自身も医師であることから長く生きていく事ができないと…
北京にルーツを持ちニューヨークで育ち、ロンドンにて教授をするKeyu Jinの新中国経済大全を読みました。世の中にある中国関連本はなかなかパランスの良い本が少ないと感じていましたが、本書は最新の情報を含めとてもバランス良く中国の経済情報や文化情報…
長年積読になっていたWhyから始めよを読みました。サイモン・シネックといえばTEDで大流行していた印象で1269万回再生を誇るTEDでも有数の最指数の動画です。 www.youtube.com 人々の心を動かす企業や政治家などの個人がいかにWhyから初めており成功をしてい…
以前読んだナットとボルトでも同じなのですが、現代の生活に対して素材の発展はとても重要なものでした。華々しいストーリーが目立つ中、縁の下の力持ちのように便利さを与えてくれているものが素材です。素材開発の物語を見ると昔ながらの研究者やセレンデ…
2022年に行われた「2022年三大都市圏調査」(2022年1〜2月にかけて東京腱から半径60km26000人、名古屋駅から半径40km6218人、大阪駅から半径50km11601人)から結果をまとめ日本の階級社会について説いていく本。 gendai.media 資本階級:250万人3.9% 新中間…
海がきこえる、が3週間ほど上映されるということでガーデンシネマにて観てきました。すっかりハマって無事小説の方も購入しました。 海がきこえる [DVD] ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社 Amazon 海がきこえる〈新装版〉 (徳間文庫 トクマの特選!) …
参院選の開票を観ながら東浩紀さんがライブし話している内容がとても興味ぶかく、天才の考える事はすごいと思いながら聞いていました。 www.youtube.com 参政党はゲームチェンジ 参政党には政策が無いし格差も是正しない トランプは貧困層に優しくないのに貧…
前回読んだ、世界を変えた建築構造、ですっかりとファンになったロマアグラワルの本を読みました。何と言っても科学と日常に近い物事をわかりやすく、魅力的に伝えてくれ読み物としても面白いですし科学知識の収集にもとても役立つ本です。彼女の文章から伝…
ものづくりの生産現場、管理にフォーカスした歴史本であるものづくりの革新を読みました。イギリス、アメリカ、日本のものづくり現場にある管理方法はそれぞれ違うものであったというのを工場や労働者との契約関係、伝票の活用をみていきましょう。 ものづく…
先日読んだ本で興味を持った佃島盆踊りに行ってきました。 ohtanao.hatenablog.com 佃島ふたり書房 (講談社文庫) 作者:出久根達郎 講談社 Amazon 佃島 作者:小島 健司,大野 信吾 Amazon 歴史 佃島盆踊りは400年の歴史があると言われており、盆踊り発祥の地と…
ピケティにより、資本所得は労働所得よりも上回っており富める人がますます富めるという認識が共通となりました。富の格差が是正されるのには戦争などの混乱であり、それが起こらない限りは資本所得の力があまりに強力であり続けるため格差は拡がっていくと…