ohtanao21's blog

訪問記/書評/勉強日記(TOEIC870/IELTS6.0/HSK5級/Python)

革の仕事をし始めて思うこと (How do I consider about leather and sustainability in industrial field)

今年の二月から職場を変えて革産業に身をおいている。

前職の繊維系化学メーカーからは、結構離れた内容のことをやることになったのだけれども、化学に関連した知識が必要であるというすごく大きな範囲では同分類になると思っている。

皮革(ひかく)とは、動物皮膚を生のまま、または、なめしてあるものを指す。

Wikipediaでの説明は上記の通り。動物の皮を使わせて頂いて、なめす(腐食しないように加工する)ものを革と読んでいる。(日本皮革技術協会 皮革の知識 皮のなめし

食肉産業のBy-productと区分されているため(co-productという主張もある)、PETA(People for the Ethical Treatment of Animals)を始めとする、ethicalな問題もある。


International Landing Page | PETA

Ethical問題の対策として、細胞から人口の革や肉を作製しようという研究もあり、Andras Forgacsによるとかなりいい所(プロトタイプ段階)まできているらしい。


アンドラス・フォーガッシュ: 動物を殺さない皮革と肉の開発 | Talk Video | TED.com

"will require no animal slaughter and much lower inputs of land, water, energy and chemicals".  This approach involves sourcing cells from living animals, multiplying these cells into billions, and then assembling them into the tissue precursors of meat or leather. The products, for now, are at a prototype stage. -TED紹介文より

化学業界から転職して感じることとしては、こんなに社会的に批判される事が無かったので、非常に、何か責められているような感覚がある。

その中、割りとnegativeに表現されすぎていることが多いのも事実で、反対にLeatherをどんなものであるのかを教育していこうという風潮もある。Mike Redwoodさんが行っているLeather naturally!もその一つである。


The concept of the Leather Club and Forum - Mike Redwood - YouTube

The Leather Naturally! initiative is aimed to counteract these attacks, highlight the natural beauty of leather and more importantly educate the buying public, designers and youth about leather and the leather industry. Youth is particularly important - not only as future consumers but also as the fashion designers of the future.

“Leather is in a tougher and more competitive environment than it has ever been before. It is time for the industry to challenge its detractors”, said Mike Redwood, leather industry expert and spokesperson for “LeatherNaturally!” 

Mike Redowoodさんは"Cradle to cradle"の考えを強く主張している。もちろん、Cradle to Cradleの考えるような完全なるループシステムを実行するのは予算も教育も必要であるのが実のところで、もっともっと革産業ではやることが山積みなのが実のところなのだけれども、興味深いところは対立意見の存在や問題の向き合い方が真摯であることだと思う。 

IT産業の発達がある中で、割りと泥臭くローテクなことが多い(時々ものすごく健康被害の危険性や衛生的でない部分もある)ものづくり産業は地味だと感じるけれども、よくよく考えれば、服にしても、自動車にしても、ものづくりは必要な分けで。

これから革産業がどうなっていくのか怖い反面、楽しさもある。 勉強しなければいけないことが山ほどあるのだけれども、一つ一つ積み上げて小さな山を重ねるように学習していけたらなと思う。

Cradle to Cradle

Cradle to Cradle

 

 

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