Danny Gevirtzの動画撮影を仕事にする10のステップという動画がとても良く、動画作成のみでなく色んな物事に対して共通することがあるのではと思いまとめてみた。
(意訳です)
- 1. Ask yourself why
- 2. Buy a camera
- 3. Learn how to use it
- 4 Create, create, create
- 5. Build a portfolio
- 6. Let them know
- 7. Reach out!
- 8. Get on set
- 9. Determine you path
- 10. Continue to grow
- まとめ
1. Ask yourself why
Step1はなぜフィルムメーカーになりたいか自分自身に問いかけよう。
この質問にオープンに、しっかりと答えられないのであれば、このあとのステップに進む意味は無いからね。
ここには、正しい回答も、間違っている回答も無い。ただ、あなたの回答があるだけだ。
この問に対してしっかり答えられないのであれば、このあとのステップをやり抜くことはきっと難しいはずだ。
僕の場合はこんな感じ。
a. 柔軟なスケジュールで働きたかったから
b. 何かを創り出す事が楽しいから
c. 自分のしたことに誇りを持ちたかったから
d. 自分の作品をこの世に残したかったから
この回答を時に思い出すことで、なんで僕はやっているのか、諦めずにがんばれ続けるかの理由になる。
2. Buy a camera
Step2、カメラを買おう。
撮影用カメラが手を出せないぐらい高い地代はもう終わった。
お金が無いのなら、Dave RamseyやRamit Sethiから学ぼう。
4Kや120FPSが撮れる豪華なカメラを買う必要は無い。
1080P、24FPSのどこにでもあるようなカメラで良い。
もしそれもだめなら携帯で始めれば良い。
僕が撮影で使っていた最初のカメラはNikon D750だ。
3. Learn how to use it
Step3はカメラの使い方を勉強することだ。
みんな簡単にうまくなる方法を探すだろうが、そこにショートカットは無い。
たくさんの時間を使って調べるしか無い。
Buff Nerds、YCImaging、FilmRiot、Cody BlueなどのYoutubeや、WanderingDP、The indy mogulなどのポッドキャスト、The war of Artなどの本から勉強しよう
ビデオ撮影における露出の三角形について学び、
フレームレートについて何があってどう使われるのか知ろう
構図の基本について勉強し、どうすれば人々の視線を集められるか知ろう
ストーリーテーリングの基本について学び、
それをどうやったらカメラで撮影できるのか知ろう。
どうか、基本の勉強についてスキップするようなことはしないで欲しい。
なぜならこれらの基本は今後のキャリアでつきまとう話だからだ。今学ぼう。
4 Create, create, create
あなたが作る最も最悪の作品は、一番最初に創る作品だ。
作品を作り続ける中で、何が良いものであるか、何が悪いものであるのかわかってくる。
一週間前に作った作品を振り返ってきっとなんてもの作ったんだと思うだろう。
でもこれは成長するためのステップ。
どうやって編集するのか、カラコレ、カラーグレーディングするのかわかり始めるだろう。
これはストレスが溜まり、とても時間がかかるステップだろう。
困った時はいつもstep1にある理由を思い出してみよう。
その理由が君をプッシュしてくれるはず。
ここで言いたいことは、いい作品であろうと、悪い作品であろうと、つくり続けよう。
5. Build a portfolio
作品を造り続け、良い出来栄えになってきたら、きっとポートフォリオを作る時だ。
スペックプロジェクト(ポートフォリオ作品)を作成しよう。
もし運動が好きであれば、NikeのバスケットボールやランニングCMを模倣してみよう。
もし車が好きなのであれば、車のCMを作ってみよう。
物語が好きなのであれば、街の誰かを探してみよう。
それか、ロードトリップに出て旅Vlogを撮影しよう。
何でも良いから、君の代表作を作り上げるんだ。
もし、いくつか作品ができたら、Webサイトやポートフォリオに載せるんだ。
サイトはシンプルに、価値のあるものだけを載せよう。
僕はAdobe Portfolioを使ってまとめている。
Webサイトを作る一番のメリットは、リンクを誰かに送るだけでその人は君の仕事を見る事ができるんだ。
6. Let them know
次のステップは友達や知り合いにあなたがフィルムメーカーであることを伝えるんだ。
街の友達、家族、親戚、先生に伝えよう。
君の作品をFacebook、インスタグラム、リンクドインに載せよう。
きっと勇気のいるステップだろう。
君の作品はジャッジされ、恥ずかしい思いもするかもしれない。
君を馬鹿にするやつなんて無視しよう。
7. Reach out!
君に最初のチャンスをくれる人と繋がろう。
その時は喜んで無料で、全力で撮影しよう。
僕が最初に作った作品を送ったあとの15分、とても緊張した時間を過ごしたあとに電話があったんだ。
彼は僕にどれだけそのビデオが最高か伝えてくれた。
これが僕にとって大切な、大きな経験だった。
彼は気に入ったその動画をSNSに投稿し、素晴らしい反応を得ていたんだ。
その動画を見た人は彼や僕にコンタクトし、僕にも作ってくれないかと頼んできたんだ。
これこそスノーボールエフェクトなんだ。
素晴らしい作品を作れば、それを観た人がコンタクトしてくる。これを続けるんだ。
作品を作り続ければ、君はもっと良い動画が作れる。
そうすればもっと良い対価が得られるはずだ。
8. Get on set
このステップはきっと僕の場合特別だ。フィルムインダストリーに飛び込もう。
ずっと一人で作品作りを続けてもいいが、成長スピードはきっと遅い。
君の近くの街で仕事を探そう。
アシスタントでも何でも良い。現場を見るチャンスがあるのであれば例え給料がなくても勉強の機会を捉えよう。
素晴らしい撮影現場で学び、観察できる中で君のベストを尽くし続けよう。
現場での作業を知る事で、アマチュアからその分野のプロに近づける。
知らないこと、新しいことにオープンになり全てを勉強するんだ。
9. Determine you path
9つめのステップは君のキャリアパスを決める時だ。
A. 自分の会社を持って作品創りを続けるのか?
B. 映像産業の特別なポジションでプロになりたいのか?
ここで大事なのは、きみがこの業界で何の仕事が一番好きかだ。
僕の場合、自身で撮影することが一番好きだったから、撮影監督のパスを選んだんだ。
具体的に何になりたいかわかってなくてもいいんだ。
きっと君にとっての一番がいつか見つけられるだろう。
10. Continue to grow
ステップ10は成長し続けることだ。
この業界は幅広い。毎日成長し続けよう。
僕はステップ9まで4年かかったが、これを短いという人も居る。
ステップ1の何でフィルムメーカーになりたいかちゃんと考え、ガイドにしよう。
僕は君がフィルムメーカーになる夢を叶えるだろうってわかってる。
そして、どんな時でもプロセスを楽しむことを忘れないでおいて欲しい。
それが一番大切だからね。
(意訳終わり)
まとめ
この10のステップは何にでも通じる考え方では無いでしょうか。
1. どうしてなりたいのか考える
2. それをするために必要なものを揃える
3. 使い方について勉強する
4. ひたすら没頭する
5. 作品をまとめる(振り返る)
6. 周知する
7. 必要な人たちを見つけ、全力で役に立つ
8. その道のプロの仕事を間近で見る
9. その分野でどうなりたいのか見極める
10. 成長し続ける
例えば、絵を描きたいなどの時は、こんな感じだろうか。
1. どうして絵を描きたいのか、上手く描けたらどんな良いことがあるのか
2. 絵を描くための道具をそろえ
3. 道具使い方を覚え
4. 描き方の基本、うまい絵をとは何か勉強してひたすら練習する
5. 描いた作品をまとめ
6. SNSでポストする
7. どこかに需要があれば誰かの絵を描いてあげる
8. 絵で対価を得ている人の仕事を知る
9. 絵を描く中で自分が好きな分野を見つける
10. 勉強し続ける
動画の中でも言われているように、これは一晩でできるようなことでも無い。
それにステップ2までで終わってしまうような、形から入る「だけ」になってしまう人もたくさんいると思う。
色んな人を見てきた中で、自分も含めステップ3、4あたりが地味な作業になり続かない人が多い気がする。
うん、改めてみてもとても良い動画である。