前回のラナンキュラスに続いて芍薬のタイムラプスを撮影しました。
動画は前回のラナンキュラス同様Vimeoに置いてありますので、お時間ある方はぜひ。
マルチアングルで撮影したい
桜2種、ラナンキュラスと今まで3回撮影して、今回は芍薬を撮影しました。
ラナンキュラスの撮影時に長時間に及んだのでできればあまりカメラを動かしたくなかったのですが、花びらの動きがそこまで早くなかったこともありタイムラプス動画が飽きちゃう内容になりそうでした。
その時、エクステンションチューブなるものを知りマクロ撮影を織り交ぜて撮影したら寄り引きがあって良い印象でした。
そこで、今回はどうせならマルチアングルで撮影したいなと考えます。
かと言っても、a6300意外の一眼が無く、DJIのOsmoシリーズで撮れないものかと考えトライしてみました。
*上の動画の大部分はa6300撮影です
Osmo Pocketでの近距離撮影
上の動画の一部に使われている下の写真にある構図の絵はOsmo Pocketで撮影しました。
*Osmo Actionはトライしたのですが30cm以下などの近距離の際に焦点が合いきらずボケた絵になってしまったため花(近距離撮影)のタイムラプスでは使用が難しそうです。(星空のタイムラプスは意外と大丈夫だった)
Osmo pocketでの最短焦点距離
10、20、30cm程度でピント合うかの確認を行ってみた所、最短12cm程度までピント合いました。ワイヤレスで携帯の画面から画像を確認して、被写体をタップすれば一眼には及ばないですが、ピント調整可能です。
撮影距離、焦点ボケあり/なし、撮影範囲はおおよそ、下の表のようになります。
15cmぐらいまで寄ってもかなり広角に撮れるため花のタイムラプスであれば問題なさそうです。少し苦手かもしれない対象物はサイズが3cm以下など小さくなると少し難しそうな印象です。
撮影時の詳細情報は下のとおり。
Osmo actionの最短焦点距離
撮影環境・設定/動作
撮影概略
撮影時に用いた道具
- 固定ジグ(背面モニター部から操作できるものがベター)
- 三脚または固定アーム
- 給電用Type-Cケーブル:タイムラプス撮影は電池の持ちが命
- ワイヤレスモジュール
動作設定
- 撮影時間:∞設定。撮影途中で打ち切ってしまえばいいので給電条件下の場合は最長設定が良さそうです。
- 撮影間隔設定:60sec 開花タイムラプスの場合動きが遅いので、40secまたは60secが良さそうです。
- 出力:JPEG(4K) + MP4(FHD)
- ISO:200、400程度(ライティングによりますが高いとノイズ懸念)
- ホワイトバランス:蛍光灯(ライティングにもよりますが外部光が入りにくければAUTOでもOK)
- フォーカス:AFS
*DJI Osmoシリーズは残念ながら外部ストレージへ直接データ送付できないので、なるべく容量大きめのマイクロSD使用がおすすめ。4K動画ですと書き込み速度はクリティカルですが、4K写真のため書き込み速度の懸念は少ないと思います。
注意点
- 花瓶の水は少なめにしてこまめにケア。茎が水に浸かりすぎてると水に接触している部分が腐りやすい。
- 撮影中は揺れないように。シャッタースピードが長い撮影の場合は特に。
- 外部光が極力入らないように配慮
- Osmo Pocketは大丈夫だが給電時に電池残量が減っていないか念の為定期的に確認。
- ライトの光源は光量に波が無いものに:後々の編集が手間
さいごに
Osmoシリーズのタイムラプス撮影ではフォーカスの合わせ方さえなんとかなれば活用の幅が広そうです。以前、朝焼けタイムラプスした時にOsmo Pocketで綺麗に撮れたのですが、星空撮影したときにはピント合わずで残念な思いをしました。(その後またトライした際には撮れたのでピントの合わせ方を覚えたい)
また、Osmo Actionで星空タイムラプス撮れた経験もあるのでOsmoシリーズのセンサーサイズがあれば十分に星空の光は拾えそうです。
JPEG形式なので編集幅が狭いのが少し難点ですが、十分に活用できそうなので、引き続きOsmoシリーズでのタイムラプス練習もしていきたいと思います。