前回から引き続き、過去読んだ本の整理にあたり
再読し書評に残し手放せる本は手放していこうという中での再読本になります。
大学時代に教員免許を取得していたこともあり、学校教育というものに強い関心をがありました。その中で2014年当時、新しい学校ができる。さらに全寮制で今まで日本になかったインターナショナルスクール。ということを聞き関心を寄せていました。
当時は英語に自身がなかったことなどからこの船に飛び込むためのプロセスは踏まずに情報をウォッチしており、その中での出版本であったのですぐ購入し読んだ覚えです。
2022年になりISAKの歴史もできてきており、これからの活躍も期待したいです。
📒 Summary + Notes | まとめノート
ISAKと呼ばれる全寮制のインターナショナルスクールはご存知でしょうか。創業者は小林りんさんと呼ばれる女性で、日本の教育に対して問題意識を抱えていた中で、日本にも世界に羽ばたけられる学校を作ろうというところから学校づくりが始まります。
学校の理念づくりに「リーダーシップ」「デザイン思考」「アジアならでは」をキーポイントに数回のサマースクールを通じながら生徒集めに加え教師集めなどに奮闘しながら学校を作り上げていく物語はとても熱が入ります。
学校づくりは簡単なものではなく、土地探し、資金集めなど困難を極めます。地元住民との対話なども重要です。さらには東日本大震災の時期など海外の人たちが日本へ来ることを躊躇するような中でのサマースクールの開校など多くの困難がありました。また校舎建設にあたり、細かなルールを満たさなければいけならず、予算と教室面積の確保などなにかを解決してはまた問題に当たるという展開。
その中でも世界中の教師が興味を持ちビジョンに共感した様々な分野の教師がISAKのサマースクールを通じて教師として採用されます。このあたりはコネクションであったりと小林りんさんでなければなし得なかったことのように思います。
2014年いよいよ学校は設立し現在でもISAKは軽井沢の土地で多くの外国人を迎えています。
ISAKは世界中の子供たちを受け入れるべく学費免除プログラムに寄付を活用しております。ふるさと納税による寄付もできるためぜひ興味を持たれた方は下記リンクを見ていただけますと嬉しく思います。
印象に残った文章
対話のルール
- お互いを尊重すること
- 自分の話す時間はできるだけ簡潔に、皆で話し合う時間を大切にすること
- お互いに正直になること
- 話す前に、よく聞くこと。誰かを傷つけるのではなく、信頼し合うこと
- 拍手は最後にすること
- 不安な気持ちを受け止めること
- 皆、成長したいと思っていると認識すること
修練してできることなら、日々の生活の中でしっかりしたほうがいい。でも、文句ばかり言っている人は、実は「文句を言うこと」を修練してしまっているんだ。人生は君たちに、たくさんの修練の機会を与えてくれている。君たちは、何を修練するべきかを選ばなければならない。そして、自分が選んだ責任を持つことが大事なんだ。