生産性システムの作り方についてAli Abdaalさんが2022版を更新していたのでまとめていきたいと思います。
Ali Abdaalさんは過去新しい物事の学び方や勉強の方法など数多くの生産性を高める情報発信をされており、医者や起業家として忙しい中でその方法を実践されています。
2019年にもいくつかまとめていましたが、2022年版もいくつか更新されていたので他のエピソードも今後まとめてようと思います。
- 1. Ronセクション:Keep your life in order
- 2. Hermioneセクション:capture new information
- 3. Dumbledoreセクション:Create a system
- 4. まとめ
1. Ronセクション:Keep your life in order
1-1. Calendar
"Your brain is for having ideas, not for holding them." - David Allen
「脳はアイデアを保存するためではなく、アイデアを生み出すためにある」
GTDでも有名なDavid Allenは記憶のために脳を使うのではなく、よりよい活動のために脳のキャパを空けておくことをお薦めています。
カレンダーの利点は主に3つ
- スケジュールを記憶する事なく予定を確認・計画できるようにすること
- 何かしたい事があれば時間をブロックしておくこと
- 誰かとスケジュールを立てる際に簡単にシェアできる
2つ目の点に関しては、例えば毎朝本を読みたければあらかじめスケジュールに本を読むための時間を計画しておきます。習慣にしたい物事などについて効果的でしょう。
□おすすめアプリ
- Google Calendar
- Apple Calendar
- Fantastical Flexibits | Fantastical | The calendar and tasks app you won't be able to live without.
- Calendly Free Online Appointment Scheduling Software | Calendly
- SavvyCal Scheduling Software Everyone Will Love · SavvyCal
1-2. Email
- One-Touch to Inbox Zeroアプローチ
- 購読を辞められるものはアンサブスクライブする
- "Unsubscribe"のキーワードでInboxに入らないよう設定する
- Inboxを読みたい記事の保存場所やTO-do listにしない
One-touchというアプローチはInboxにあるメールを基本的に一度しか触らないようにしようというもので、メールを読みアクションが必要なメールに対して、①カレンダーに保存する②タスクマネージャーに保存する③ノートに記録する④読みたい記事はRead -it-later appnい保存する、など実施します。
必要のないメールは受け取らないように設定し、必要なメールは一度しか触れないようにして、アーカイブしておくという流れになります。
□おすすめアプリ
- Gmail
- Apple mail
- Superhuman Superhuman
1-3. To-do list
受け取ったメール、思いついたタスク、一日の始まりに考える今日やりたいことをTo-do listに記録します。
- 紙を用いて1日のリスト整理
- アプリを用いたリスト整理
AliさんはTodoistのアプリを用いてスマホやPCからTo do listを思いついた時に更新します。例えば、何か買うものであったり、メールの返信をする、など。工夫している点はSomeday / Maybeという"いつかしたいこと"を仕事とパーソナルの両方のカテゴリを作成し、リストしていることです。将来何かしたいと思ったアイデアはとりあえず記録し、週末などに振り返ります。
To do listで大事なのは、脳をアイデアを保管する場所にしないための仮置き場です。
□おすすめアプリ
- Todoist Todoist | ToDo リストで仕事と生活を整える
1-4. File management
Aliさんは全てのファイルをGoogle driveで管理しています。大学の宿題から写真、仕事のファイルも全てGoogle driveに保管することで、PCが壊れてもすぐにアクセスできるようにしています。
最近では検索機能も充実してきているため、ファイル検索も簡単です。
□おすすめアプリ
2. Hermioneセクション:capture new information
2-1. Kindle
E-bookの中で最も使いやすいものはKindleです。Kindleの機能の中でも最も活用しているのはハイライト機能で、ハイライトをまとめてみることや他のアプリに記録することもできます。
□おすすめアプリ
- Kindle app
2-2. Read-it-later app
- 気になる記事を保管しておく場所
- 面白い記事に出会う方法
メールやネットブラウジングをしていて興味のある記事が見つかった時はInstapaperに保存しておきます。時間がないけれどもTwitterで興味がある記事を見かけた、などの時にInstapaperに保存しておくことで、その記事の存在を忘れることなく、後でも読むことができます。
2つ目の記事や情報に触れるために、AliさんはMorning brewを活用しているようです。この点に関しては、新聞や業界情報ウェブサイトなど自分の好みに応じたものによるでしょう。
□おすすめアプリ
- Instapaper Instapaper
- Morningbrew https://www.morningbrew.com/daily
2-3. Readwise
Readwiseは有料アプリです。良いところはKindleのハイライトを自動でReadwise内にまとめてくれるところです。メールでリマインドしてくれる機能など"Re-surface"(改めて確認できる)することができるため、情報を覚えておく必要なく振り返ることが簡単にできます。
□おすすめアプリ
- Reaswise Readwise
2-4. Capture app
情報をまとめておくノートとして活用するための場所になります。数あるアプリを使用してきた中で、ミニマムな機能があるApple notesにたどり着いたようです。
□おすすめアプリ
- Apple notes
3. Dumbledoreセクション:Create a system
2つ目の脳を作ることがDombledoreシステムの理念です。保管された情報などを繋げていくためにRoam Researchを活用しているようです。詳しい方法については下記のビデオで紹介されています。こちらもまたまとめたいと思います。
Roam Researchは有料なので、Notionなどのアプリでも同様のことができるように感じます。
Building a second Brainのコンセプトは主に4つCODEです。
C: Capture
O: Organise
D: Distill
E: Express
□おすすめアプリ
4. まとめ
生産性についてコンセプトベースでまとまっている情報は少なく、かつ医者でありエビデンスベースの情報を発信するAliさんのまとめは毎回ながら活用できるものが多く感動しました。
なかなかテクノロジーを活用しきれていなかったり、脳のキャパを必要がない暗記などで埋めてしまっていることがよくあるので、あらためて脳はアイデアを生み出す場所であり、保管する場所は別で作るように工夫して行きたいと思います。
仕事関係のデータ管理を全てOne Driveにまとめており、パソコンの変更した際にも便利でかつ同僚への情報シェアもメールに重たいファイルを添付することなくできるため、デジタル活用して今までの悩みを少しずつ解決できたらなと思いますし、その手法について定期的に更新していく大切さを改めて感じました。