ロジカルシンキング界隈でよく見かけていたロングセラー本「考える技術・書く技術」のワークブックを読みました。
何か情報をインプットした時に、繋がりを持って整理した理解をしておくか、点在した情報として所有しておくか色々な情報所有方法があると思います。話の上手い人や整理の上手い人は伝えるという行為までスムーズにできるのに対して、インプットしておくだけでは中々伝える行為まで移せないと思います。
その中でインプットする情報をどのように整理しておくのが良いのか、どのように考えをまとめておくのが良いのかを勉強できる本が本書であると思います。
📒 Summary + Notes | まとめノート
コンセプト
考えるという行為の中で難しいのは表現するという行為です。
考えたまま終わるという作業は基本的になく仕事でも学問でも考えを表現してレポートやプレゼンする必要があります。考えを整理する、それを書き出すということにより表現へ繋げられます。
ピラミッド型に考えをまとめる
- 導入部は読み手に対し、読み手がすでに知っていることを語る
- 状況(S)
- 複雑化(C)
- 疑問(Q)
- 主ポイントは読み手の疑問に答える
- 何をすべきか?
- どのようにそれをすべきか?
- それをすべきか?
- なぜそれが起きたのか?
- 主ポイントに対し、読み手の頭の中に3つの疑問のどれかが発生する
- どのように?
- なぜ?
- どうしてわかるのか?
- ピラミッドは縦方向に読み手との間でQ&Aを繰り返す
- どのように?→Aステップ
- なぜ?→A理由
- どうしてわかるのか?→A根拠
引用元:https://strategyu.co/pyramid-principle-partone/
理由づけには2種類を考慮
- 演繹的な理由付け
- 帰納的な理由付け
まとめ(本書下巻P108参照)
- 考えはピラミッド型に並べ、トップダウンで表現
- ピラミッドの中では、3つのルールに従う
- 各レベルの考えは、その下にグループ化された考えの予約でなければならない
- 各グループ内の考えは、帰納的、または演繹的な理由付けを構成しなければならない
- 各グループ内の考えは、論理的な順序に配置されなければならない
- 自分の考えが上記を満たすことができて初めて、縦の関係が正しいかどうかをチェックすることができる
- 下部の考えは、その上部ポイントに対して生じた読み手の疑問に答えなければならない
- さらに、横の考えが正しいかどうかもチェック
- 演繹的理由付けの場合、第2ポイントが第1ポイントについてコメントし、それゆえに、ポイントに引き継がなければならない
- 帰納的理由付けの場合、グループが共通の考えの種類で表現されなければならない
- また、導入部が正しく構成されているかどうかもチェックしなければならない
- 最後に、上記知識ベースに、自分でピラミッドをつくるために、どのようにして頭の中から考えを取り出してくるか
- テーマを具体的に記述
- テーマに関し、私が答えようとしている読み手の疑問は何かを明らかにする
- 答えは何か?
- 導入部全体を考えることにより、以上をチェック
- 正しい読み手の疑問を答えを持つことができて初めて、本体の考えに取り掛かることができる。
- 読み手が構造を簡単に理解できるように、一定のフォーマット、スタイルに従ってピラミッドを文章に書き換える
感想
思想やコンセプトについては理解できたものの実行が難しいためにワークブックで著者の意図を見ながら理解していくというスタイルは勉強になりました。
理解できてない部分やしっくりこない部分もありますが、物事を考える時の整理方法としてノウハウを一通り見ておくのはライティングやプレゼンの整理でも活用できると思います。
考えたり、書くことについて上手くなりたいなと思いつつこのブログも書いていますが中々うまくならず歯がゆい部分はありますが少しずつでも良いので上手くなれるようになりたいと思います。