映画館へ行く習慣づくりの一貫でクラブゼロを観ました。
https://www.imdb.com/title/tt18235146/
ストーリーは名門学校に栄養士としてやってきた先生が「意識的な食事」を教え、世間で言われている食事で栄養を摂るのではなく意識で食事するいうような教えをしていきます。
あらすじ
- 新しい栄養学の先生に教えられる7,8人ほどの生徒のカットから始まります
- 生徒は「意識的な食事」と言い食べない習慣を教え始めます
- 世の中で言われている事は違うのだと言い、「意識的な食事」で本当に健康になれると教えられ実行していく生徒たち
- 不信感を持った生徒は途中で離脱するものの、残されたメンバーはより団結感が増します
- 家族も痩せていく子どもを見て心配し始めた頃にはもうすっかり信じている状態
- 独特の呼吸法や瞑想などカルト的な雰囲気が次第に増していきます
- 生徒とオペラを観に行っていたということで退職処分を命じられます
- これを招いたのは親たちの心配からでありこのままでは痩せ細って死んでしまうとの懸念からでした
- クリスマスの日に生徒たちは家から消え去り遺書を残したまま消え去りました
- 最後に死んでしまったのかどうかは分からないまま親が集まったシーンで終わり
感想
- 映画の所々で上からのカットが印象的
- 食品産業がすべてをぶち壊しているという最後に生徒の一人が言うセリフが強烈
- 学費の高い学校で比較的恵まれた家庭のメンバーの家庭が崩壊していく様子も印象的
- カルト的な環境と緩やかに浸透していく思想は恐ろしさも感じる
- 子どもの時そこまで大きな反抗期は無かったけれども確かに親や世間が言われる事に反抗したい気もあった気がする
- 食事という生命活動のコアとなる習慣に影響を与える思想は染まると危険そうである一方で、それを実際に快感と感じるようになってしまう可能性も理解できる
ジェシカ・ハウスナーの過去作品も遺伝子組み換えの物語であったりと面白そうであったのでぜひ観てみたいです。
主演はアリス・イン・ワンダーランドのミア・ワシコウスカの怪しげな雰囲気も映画の彩りになっていました。