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PIVOTが上場目指すワケ【後藤達也vs佐々木紀彦vs高橋弘樹】 | ReHacQ−リハック−【公式】| 2025 Youtube review #21

最近ビジネスメディア増えすぎ問題を感じており、リハック、PIVOTなどのビジネスメディア疲れしていましたが、その当事者たちである佐々木さん、高橋さんの最近の視点が語られていました。

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  • モバイルの重要性に気がついたために、東洋経済に居た時からオンラインへ移動しその後NewsPicksへと移動した
  • PIVOTでは活字、動画とやっていたが活字があまりに成長しないために動画に振り切ることにした
  • ビジネスメディアの動画シフトは非常に大きな流れ。ながら観の文化などの成長が大きい
  • 有料コンテンツは視聴者層が限定的になるのでPIVOTでは無料が主流。サブスクビジネスはNP時代に飽きが来るために、個人商店では良い気がするが会社規模では良くないと感じている
  • 雑誌でやっていたような濃い情報を得られるメディアが無くなっているために、昔の雑誌的な事をやる。深くマニアックに。
  • タクシーに載せる広告のようにBtoB企業の広告市場が伸びている
  • BtoBのコンテンツは深堀りする必要があるために、数秒の広告枠よりもYoutubeのようにアーカイブされ、検索すると出てくるように蓄積されるために需要も増えていることを感じる
  • 時間をかけて深堀り取材をやりたいとは思うがコスパを考えると資本的に難しい。もう少し簡素にドキュメンタリーをできないか考えている
  • 1年密着取材しないと見えないことはあると思うが1ヶ月でもできる部分があるように感じている
  • プロ経営者のような人たちに経営を任すと上手く行かない状況になっている。そのため今後も現場仕事、経営仕事双方をし続ける予定。バランスは変化するかもしれない。
  • 成熟すると分業化していくのは上手くいっていない。一人がすべてやる時代になってきている。経営をやってコンテンツ作りもやるほうが競争力があり価値がある

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  • PIVOTは50人ほど居て推測では50億ほどの売上
  • PIVOTが上場しようとする理由には非上場メディアでガバナンス意識が低い所が多く過去の事例から上場した方が良いとの理解
  • 株式報酬があることが健全性や努力のインセンティブを増やす
  • 個人に対して、マネー系、ビジネス系、健康系のコンテンツの3本柱
  • BtoB広告を出す場が今まで無かったがPIVOTがその受け皿になりつつあるしそのマーケットが大きくなっていることを感じる
  • ビジネス系のYoutubeビジネスはMC一人の力がとてつもなく大きいため、MCがとても重要
感想

PIVOTのBtoB系の広告枠プラットフォームとしての存在感が増してきた中でその部分の成長を感じているという佐々木さんのコメントは需要の大きさを認識させられます。

例えば、半導体企業などがビジョンを語る広告をするよりも、深堀りした動画を作った方が採用にも良い効果がみれるのは肌感覚とも一致する気がします。ToC向けの製品を持っていないと一般の人とタッチポイントが少ないため、各企業色々と模索しながら広告を打っていると思うのですが、過去から続いていた電通博報堂などがTV広告枠を確保しそこへ当てはめてToB企業に売り込むというよりも意図した広告になるため、PIVOTが見つけ出したToB広告プラットフォームという立ち位置はどのようになるのか気になります。

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そう考えると、今ある新卒採用説明会なども同じで正直あまり効果が得られにくい仕組みの採用イベントが存在していますが、もっと魅力を伝えられる場への需要は高い気がします。時代の変化に応じて意思決定し素早く行動していくPIVOTの考えが聞ける番組でした。