英語の本ばかり書評にしていたが、日本語の本も内容を思い出せるように書評にしようと思った。
今回読んだのはファイナンス理論入門。
投資と金融がわかりたい人のための ファイナンス理論入門 プライシング・ポートフォリオ・リスク管理
- 作者: 冨島佑允
- 出版社/メーカー: CCCメディアハウス
- 発売日: 2018/03/24
- メディア: Kindle版
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目的は、投資するにあたり闇雲に感覚でやっていたのでそれを見直したかったからというのと、Pythonの勉強でファイナンス系の話題に触れて日本語でも内容を理解しておこうと思ったから。
- プライシング理論
- 手元にあるお金はすぐに投資に使えるので、将来入ってくるお金よりも価値が高い。将来入ってくるお金は、手に入るタイミングが早いほど価値が高い。
- 投資対象の価値=将来キャッシュフローの割引現在価値の合計
- 例えば年利8%に100万円投資していた場合、現在の100万と1年後の108万円は同じ価値とみなす
- リスク=将来キャッシュフローの不確実性の大きさ
- 将来キャッシュフローの割引現在価値を合計することで公正価格を得る方法をディスカウントキャッシュフロー法という
- CAPM(資本資産価格モデル)
- 各銘柄のリスク計算値、市場ベータ
- 市場リスクと個別リスクを意識するとよい
- PER、PBR。PERが割安の場合には株価に企業利益が反映されきっていない、つまり割安な株のケースがあるので狙い目。ただし単純に評価されない程度の事業しかないということもあるので注意。
- ポートフォリオ理論
- 最適な分散効果を計算すること。
- 期待リターンと標準偏差(リスク)でグラフ化しグラフが弓状になるのでそのライン上に資産分配をすると良い。(効率的フロンティア)
Pythonのクラスでも出てきた内容であったのでとても興味深く読むことができた。
タイトルどおり、とても入門的で良い本であると思う。
Pythonのクラスでやったことを実際の運用に取り入れたいと思った。
日本語だと読書がとても楽だったので、英語でこのぐらいのスピードと理解力で読み進めれるようになりたい。