ライフイズビューティフル

訪問記/書評/勉強日記(TOEIC930/IELTS6.0/HSK5級/Python)

「頭がいい」とはどういうことか ――脳科学から考える | 毛内拡 (著) | 2026年書評80

毛内さんの語りが好きになり本を読んでみた2冊目の本になります。頭がいいという言葉は不思議な言葉で、本書によると「頭がよい」ということについて新しい角度、主に脳科学の視点からそれがどういったことであるのか語られています。 脳の無いような単細胞…

読書する脳 | 毛内拡 (著) | 2026年書評79

読書の重要性を語る系の本を読みました。先日見たリハックで知った毛内さん。本書の冒頭では読書時間が7年間で3分ほど減ってきたことから他読層と不読層の2極化の推察をしています。以前読んだ飯田さんの若者の読書離れはウソとは毛色が異なる主張であります…

起業の天才!:江副浩正 8兆円企業リクルートをつくった男 | 大西康之 (著) | 2026年書評78

1985年、若きジェフ・ベゾスが働いていたFitelはたった10人ほどのベンチャー企業でありながら、証券の国際決済の約10%ほどを占めていました。日経平均がうなぎのぼりであり、株式投資が晩年まで趣味であった江副氏が率いるリクルートはこの企業を買収。 リ…

Apple新製品発表 iPhone18, iPhone Duo, AirPods 5, Apple Watch Series 12 環境報告書| 2026年雑記#1

今年もAppleの新作発表の季節になり、環境報告書も併せて公開されていました。 引用:https://www.apple.com/environment/pdf/products/iphone/iPhone_18_Pro_and_iPhone_18_Pro_Max_PER_Sept2026.pdf 昨年も環境報告書を見ていたのですが今年からカーボン・…

明治維新で変わらなかった日本の核心 | 猪瀬 直樹 (著), 磯田 道史 (著) | 2026年書評77

「維新」という言葉は政党の名前にも使われているようにどこか改革思考でポジティブ、既存勢力を壊して正しい姿に変えていくような変革のようなイメージがつきまといます。日本の変化の大きな流れに明治維新が語られ、その明治維新により日本は近代化に成功…

スギモトノート 銀塩写真技法 | 杉本 博司 (著), 鈴木 芳雄 (その他) | 2026年書評76

杉本博司さんのノートに焦点をあてた本ですが、今年に入ってから日記やノートを書くことをし始めてノートについてどういった方法で書くことが良いのかという疑問を持っていたことから読んでみた本でした。 杉本博司さんは1970年にロサンゼルスのアートセンタ…

禅的修行入門 誰でもあらゆるものから自由になれる秘訣 | 鈴木俊隆 (著), 藤田一照 (翻訳) | 2026年書評75

禅というものについてたまに聞くのですが、瞑想も禅もマインドフルネスもよく分かってないために読んだ禅の本になります。 本書の著書(講和者)は鈴木俊隆さんであり1905から1971年まで生きていた方です。1959年にアメリカにわたりサンフランシスコの住職と…

進化思考――生き残るコンセプトをつくる「変異と適応」 | 太刀川英輔 (著) | 2026年書評74

イノベーションについて変異と適応という2つのアプローチを繰り返しながらされ螺旋を上るように物事は進化してきたという考えをもとに、「変異」「適応」についてどういった視点を持てば良いかという紹介本です。 www.youtube.com 細かな例え話については進…

日本のいちばん長い日 | 半藤 一利 (著) | 2026年書評73

終戦の8月15日、玉音放送が流されたのは良く知られている事だと思います。前日から全日本国民に対して15日の玉音放送の重大発表を聞くようにと放送が繰り返され、その日の午前中は正午に行われる玉音放送のための宣伝が繰り返されました。 www.youtube.com …

なぜ賃金は上がらないのか 日本経済30年の陥穽 | 首藤 若菜 (著) | 2026年書評72

コロナがあけてからインフレに伴い春闘が話題にのぼることが増えてきました。賃金の上昇の話が話題になったのはここ数年で新卒へ高給を払う姿勢も見られる中今働き始めた人にとっては昔の話ではありますが長年賃金が上がらない、ものの価値は下がるデフレの…

ほんとうのことを書く練習 「わたしの言葉」で他者とつながる文章術 | 土門蘭 (著) | 2026年書評71

今年に入って日記を書き始めた所で書くという行為についてどうしたら良いものだろうかと考えていました。隙間の著者高さんの日々書いているノートが創作の種になっているという事を知ったりすると日々思っていることはとても大切なのにも関わらず様々な考え…

林陵平のサッカー観戦術: 試合がぐっと面白くなる極意 | 林 陵平 (著) | 2026年書評70

今週末プレミアリーグが開幕します。2026年はワールドカップもありまたプレミアリーグでは選手や監督含め移籍が多く変化が大きなシーズンでもあります。マンチェスター・シティーはペップが監督から去り、ワールドカップMVPのロドリも放出。昨季優勝のアーセ…

あの星が降る丘で、君とまた出会いたい。@TOHOシネマズ大井町 | 新城毅彦(監督) | 2026年映像・映画評#5

2025年の8月は戦争に関する本を沢山読んでいましたが今年もこの季節に戦争ものの映画や本が出てくるために観てきました。 ohtanao.hatenablog.com 最後の花火大会のシーンで妙に走り回る百合先生あたりで長崎の地形のことがよぎって集中できない事もあ…

ミドル・エイジ・ビギンズ | 東畑 開人 (著) | 2026年書評69

最近SNS界隈でミドルエイジ・クライシス、いわば中年の成功者などが次にやることが見当たらず虚無になるといったことが話題となっていました。 人生は忙しい日々を過ごしていたら気がつけばいつの間にかミドルエイジが現れる。若い頃とは違って無理が効かな…

なぜ米国はイランに負けたのか | 齊藤 貢 (著) | 2026年書評68

イランのニュースが少しずつ減ってきており落ち着きが出てきたのかなと感じていたのですが現状どうなっているのかと思い手に取った本になります。本書を書いたのは斎藤貢さん。イラン大使として実際にイランに過ごした過去を持ち最近ではイラン戦争の解説でY…

人文知は武器になる | 山口 周 (著), 深井 龍之介 (著) | 2026年書評67

売れているということで話題になっていたために手に取った本です。人文知(というよりも文学部)不要論というのは頻繁に見受けられるものですが、この長年言い続けられている疑問についてAIの普及を機により重要になるのではという事を伝えようとしている本…

街とその不確かな壁 | 村上春樹 (著) | 2026年書評66

夏帆を読んだ事をきっかけに村上春樹の本をたいして読んだことが無いなということで手に取った一冊。夏帆よりも長くよりSF感強めで抽象度が高いために心折れかけたのですが取り敢えず最後まで読みました。 ohtanao.hatenablog.com あとがきにも本人が書いて…

私が間違っているかもしれない | ビョルン・ナッティコ・リンデブラッド (著), キャロライン・バンクラー (著), ナビッド・モディリ (著), 児島 修 (翻訳) | 2026年書評65

社会的に成功していた青年が突然僧侶になりそして病気(ALS)であることに気が付きそして仏教の考えでは良くないとされる自死を選ぶことになりました。本書を書かれた時にはもちろんまだ生きていましたが2018年に診断され2022年に自分の家で医者の幇助を得て…

砂糖の世界史 | 川北 稔 (著) | 2026年書評64

カフェの世界史で触れられていた◯◯の世界史シリーズの代表格でもある砂糖の世界史を読みました。コーヒーやお茶に代表される世界中にひろく取り扱われている商品は「世界商品」と呼ばれ、砂糖もその代表です。タバコやお酒などもその代表ですが、砂糖の甘味…

カフェの世界史 | 増永菜生 (著) | 2026年書評63

イタリアに住む増永さんの著者カフェの世界史。彼女のポストから見られる人柄もとても素敵で母親に買ってもらった古いユニクロのセーターのリペアサービスを受けた話などを見ると長く修理しながらものを使うという精神を大切にしたいと思えます。 裏側はこん…

夏帆 The Tale of KAHO | 村上春樹 (著) | 2026年書評62

ノルウェイの森や1Q84は昔読んだことがあったのですが、このブログを書き始めてから村上春樹の本についてまとめたことは無かったかなと思います。今回新作「夏帆」が発売されたのに伴い購入して読んでみました。 個人的な村上春樹の印象はねちっこい文体と特…

自動車部品業界のしくみとビジネスがこれ1冊でしっかりわかる教科書 | モビイマ (著), 矢野経済研究所 (著) | 2026年書評61

夏らしい日々が続きますがこれもあと一ヶ月ぐらいかと思うと今年の夏ももう少しなのかなとさみしい思いもあります。自動車業界に携わるので業務勉強がてらに読んだ本になります。 著者はツイッターでもよく見かけるカッパのアイコンの方で自動車業界で働かれ…

ハイエク全集 隷属への道 | F.A. ハイエク (著), 西山 千明 (著) | 2026年書評60

テクノロジカルリパブリックやネオ君主論で語られるように今の民主主義や商業主義、または第二次世界大戦の教訓として君主制への反発などを考える中でハイエクの隷属への道を読んでみたいと思い手に取りました。 書かれたのは1944年、第二次世界大戦真っ只中…

Erling Haaland | 2026 Youtube review #2

2026年になってYoutubeレビューはしばし行えていなかったですが、現在ワールドカップで絶賛活躍中のノルウェー代表、ハーランドがYoutuberのようにVlogを投稿しているので記録としてまとめていきたいと思います。 試合からわずか4時間後にダラスのカウボーイ…

ママ投資家が育休中に1億貯めた株式投資 | ちょる子 (著) | 2026年書評59

話題になっていたちょる子さんの本が出版されたということで、久しぶりの当資本です。本書の最初に資産の増え方が記録されているのですが、本書で多く語られるように育児休業に併せて株式投資にどっぷりつかり利益を上げています。サイドストーリーや人生も…

ニック・ランドと新反動主義 現代世界を覆う〈ダーク〉な思想 | 木澤 佐登志 (著) | 2026年書評58

カーティスヤービンときたら暗黒啓蒙ということでニック・ランドにまつわる本を読みました。本書は2019年の著書なのですが、最近読んだカーティスヤービンの考えを見ると殆ど2019年から変化無く、最近突然注目されたことでもないのだなと感じます。 …

【モーメント】2026FIFAワールドカップ(FIFA World Cup)| England、Norway

日本が決勝トーナメントで勝てずに敗退してからも大会は続いており名場面が生まれています。 毎日サッカーの最高峰の試合が観られるなんて本当に幸せな日々です。一番最初に夢中になっていたアメリカ大会から2度目のアメリカでの大会を観ているなんて時代を…

テクノロジカル・リパブリック 国家、軍事力、テクノロジーの未来 | アレクサンダー・C・カープ (著), ニコラス・W・ザミスカ (著), 村井章子 (翻訳) | 2026年書評57

テクノロジカルリパブリックから抜粋されたパランティアのツイートが話題になっていました。マッチョな思想だなと感じていましたが英語の原著出た際にも話題になっていたこともあり邦訳が出たため読んでみました。 Because we get asked a lot.The Technolog…

ネオ君主論 民主主義の敗北とテック右派の時代 | カーティス・ヤーヴィン (著) | 2026年書評56

以前少し話題になった際に取り上げていた暗黒思想や権威主義を提起するカーティスヤービンの著書、ネオ君主論が発売されていたので読んでみました。 ohtanao.hatenablog.com 彼のスタンスとして自分の意見が主流派である必要がないということで世間に受け入…

創るためのAI 機械と創造性のはてしない物語 | 徳井直生 (著) | 2026年書評55

AIが日常的に使われ始めるとよくある議論にAIには創造的な仕事はできないのではないか。AIには創造性はないのでは、といった話があります。いつも思うのは人間の指標の創造性を適応しても仕方が無いし、得意な物事は異なるので、AIをどう活用できるのかとい…