ライフイズビューティフル

訪問記/書評/勉強日記(TOEIC930/IELTS6.0/HSK5級/Python)

2025-06-01から1ヶ月間の記事一覧

土 地球最後のナゾ 100億人を養う土壌を求めて | 藤井 一至 (著) | 2025年書評58

都会で住んでいると土と触れる機会は減りますが、土はとても身近でもあり、どこにでもあるもののその情報はあまり知らないということが殆どだと思います。 人類火星移住計画なんて一時期言われていましたが、今知りしぼみしているのは火星での食糧自給できる…

日本軍兵士―アジア・太平洋戦争の現実 | 吉田 裕 (著) | 2025年書評57

戦争の歴史研究には感情がつきまといます。戦艦大和は世界一の技術であった、零戦は…などとあります。また戦死を遂げた方々も多くおりその遺族からすると心苦しい記憶でもあり、さらには戦争中の激しいプロパガンダもありネガティブな情報は事実であっても検…

LOVE LIES | 我談的那場戀愛 | 何妙祺 (監督) | 2025年映像・映画評#6

前回に続きこちらも飛行機の移動中にざっと観た映画です。 ohtanao.hatenablog.com www.youtube.com www.youtube.com 映画のあらすじ 香港で社会問題となっている恋愛アプリ詐欺が舞台 医師でありお金持ちでありながら旦那と離婚直前で死別することになった5…

Another Day of Hope | 又是充满希望的一天 | 刘泰风 (監督) | 2025年映像・映画評#5

飛行機移動の際にNew Hitの中から面白そうな映画を見つけて観てみました。 映画のあらすじ(ざっくり) フードデリバリー会社の激務で体調を崩しながらも良い生活を勝ち取った男性 美人妻との間にできた子どもはスマホに釘付けになり、母親が何度注意しても…

贈与と聖物: マルセル・モース「贈与論」とマダガスカルの社会的実践 | 森山 工 (著) | 2025年書評56

以前読んだグレーバー本のマダガスカルの話を知り興味を持ちマダガスカルの文化探索を目的に読んでみました。内容は思ったものと違ったのと、また贈与論についても明るくなかったためにあまり詳しく理解はできなかったものの、マダガスカルの埋葬文化からそ…

都会の異界 東京23区の島に暮らす | 高橋 弘樹 (著) | 2025年書評55

島生活なんて言うと東京では味わえないもの、まして23区ではそんな所ないのではと思います。思い返せば東京の海岸線は品川や皇居付近まで海であったと言います。23区の海岸線なんて埋立地、中には橋で繋がれている島も多くあります。大人気のタワマン地区豊…

【確定拠出年金】SBIベネフィットシステムズでの運用 | 2025 ゆるっと投資1

2021年に少し書いていた確定拠出年金の運用推移について久しぶりにまとめていきたいと思います。 ohtanao.hatenablog.com 商品情報 投資成績 反省点 特に記録として残したいなと思っているものはサイト上で2つの情報が随時更新あるのですが過去の記録どうだ…

今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は | 福徳 秀介 (著) | 2025年書評54

先日映画で観た「今日の空〜」について本も買い読んでみました。 ohtanao.hatenablog.com 今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は (小学館文庫) 作者:福徳秀介 小学館 Amazon Summary + Notes | まとめノート 映画との違い 映画での再現度はとても高く本の…

ブルシット・ジョブ――クソどうでもいい仕事の理論 | デヴィッド・グレーバー (著), 酒井 隆史 (翻訳), 芳賀 達彦 (翻訳), 森田 和樹 (翻訳) | 2025年書評53

負債論を出版してベストセラーとなったグレーバーの次なるヒットとなったブルシット・ジョブ。ケインズは1930年に人々の生活は週に15時間になるようテクノロジー進化により世界が変わる事を予想していましたが、今の世の中はそこから程遠い状態です。 strike…

カーティスヤービン Curtis Yarvin | 暗黒思想・権威主義 | 2025 Youtube review #16

トランプ政権もその思想について影響を受けているCurtis Yarvin(カーティスヤービン)という人物が居ます。 彼は元エンジニアでブログで権威主義的な考えを発信する人物です。 graymirror.substack.com 最近影響力をさらに増していると思われる出来事はハー…

欲望と幻想の市場―伝説の投機王リバモア | エドウィン ルフェーブル (著), Edwin Lef`evre (原名), 林 康史 (翻訳) | 2025年書評52

久しぶりに投資関連本、リバモアの伝記的小説を読みました。 ohtanao.hatenablog.com マーケットの魔術師という投資家のインタビュー本などで含め、多くのトレーダーが言及するリバモアは1940年にホテルの一室でピストル自殺する最後を遂げます。 そのトレー…

はじめての日本国債 | 服部 孝洋 (著) | 2025年書評51

国債というものは莫大な取引市場があるものの中々素人の投資対象に上がらず理解も中々進まないため、入門書のようなものを読んでみました。株式市場への投資はNISAなどの影響もあり流行りがきていると思うのですが、その中で根本となる債券、そしてその債券…