ライフイズビューティフル

訪問記/書評/勉強日記(TOEIC930/IELTS6.0/HSK5級/Python)

2024-05-01から1ヶ月間の記事一覧

経済は感情で動く――はじめての行動経済学 | マッテオ・モッテルリーニ (著), 泉典子 (翻訳) | 2024年書評50

セイラー教授の本を2冊ほど読んでみて行動経済学について少し知ったところで他の人の本も読んでみようということでモッテルリーニの本も読んでみました。 タイトルの経済は感情で動くとあるように、何か買い物をする時の行動についていかに感情が寄与してと…

デジノグラフィ インサイト発見のためのビッグデータ分析 | 博報堂生活総合研究所 (著), 堀 宏史 (その他), 酒井 崇匡 (その他), 佐藤 るみこ (その他) | 2024年書評49

インターネット社会になり公開データが世の中に増えてきており、一時期ビックデータなどバズワードになったようにデータの活用をいかにできるかという事は長らく注目を浴びています。 大阪ガスなど社内のデータ活用から地道に始まり今ではデータサイエンスの…

絶望の林業 | 田中 淳夫 (著) | 2024年書評48

ESG投資は多くポジティブな評判がありましたが、現在ではすっかり投資対象として魅力が無くなったことを言われ始めています。 林業は日本の伝統的な産業である一方で補助金頼みの苦しい展開がありましたが、バイオマス発電の需要とともに補助金のブーストも…

セイラー教授の行動経済学入門 | リチャード・セイラー (著), 篠原勝 (翻訳) | 2024年書評47

2017年にノーベル賞を受賞したセイラー教授の本の2冊目になります。 toyokeizai.net 行動経済学と言われる分野は経済学に心理的な面を考慮し比較的新しい考え方だと思うのですがその権威的な人の一人です。 セイラー教授の行動経済学入門 作者:リチャード・…

RANGE(レンジ)知識の「幅」が最強の武器になる | デイビッド・エプスタイン (著), 中室 牧子 (その他), 東方 雅美 (翻訳) | 2024年書評46

読んだままほったらかしにしてしまっていたRANGEの書評です。マルコムグラッドウェルが提唱した1万時間の法則はとても大きな影響を呼びました。専門的なことを極めるためには1万時間の訓練が必要であり専門分野に集中したスキルに特筆すべきというような内…

欲望の見つけ方: お金・恋愛・キャリア | ルーク・バージス (著), Luke Burgis (著), 川添 節子 (翻訳) | 2024年書評45

人は生まれてから死ぬまで常に何かを欲しながら生きていきます。そもそも欲望ってどこから始まるのでしょうか?多くの欲望は模倣から始まり、欲望には薄い欲望と濃い欲望に分けられ、薄い欲望は数日立ったら忘れたり、他の欲望にかき消されてしまうようなも…

図解入門よくわかる最新半導体製造装置の基本と仕組み | 佐藤淳一 (著) | 2024年書評44

最近は半導体産業が国策としても注目されており、TSMCの誘致からラピダスの設立と話題がつきません。先日発表されたNVIDIAの決算も好調でまだまだ半導体の需要が予想されています。 半導体企業に投資するにあたって半導体の作り方について勉強しており読んだ…

なぜAppleは強いのか――製品分解からわかる真の技術力 | 清水 洋治 (著), 株式会社テカナリエ (監修) | 2024年書評43

最近ではすっかり一人一台スマートフォンを持つ時代になりました。パソコンを使わなくてもスマホがあれば事足りることが殆どになり、その小さな本体の中には最先端のテクノロジーが詰め込まれています。 そんな最新技術が詰め込まれたデバイスの中身を分解し…

NUDGE 実践 行動経済学 完全版 | リチャード・セイラー (著), キャス・サンスティーン (著), 遠藤 真美 (翻訳) | 2024年書評42

根強い人気のある行動経済学という考え方の代表的な人物であるリチャード・セイラー先生の本を読みました。 何冊も本を出されているのですが本書はナッジと呼ばれる巧みなしかけというような観点から書かれた本になります。 NUDGE 実践 行動経済学 完全版 作…