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訪問記/書評/勉強日記(TOEIC930/IELTS6.0/HSK5級/Python)

Xiomi SU7発表会 | 標準版21.59万元(約450万円)の衝撃!

XiomiのEV開発第一弾のSU7(スーチー)の発表会がTikTokにてありました。

中国市場にて全貌は発表されておらず、特に価格の発表は中国のEV関係者の間で話題になっており本日の発表会でいよいよお披露目になりました。

アップルスタイルのプレゼンで19時から2時間ほどにも及んだ発表会にはEVメーカーの社長も多くかけつけ注目度の高さが伺えました。

 

社内は本革Nappa仕様でOEKO-TEXの認証を受けているものになります。中国の高級ラインではNappa革が標準化されており、浸透度の高さが伺えます。

Teslaのモデル3が比較対象に多く出てきており、性能面では加速について通常は100km出すのに2.78s、低温環境下では3.38sとどちらもモデル3よりも高性能になります。

社内のサプライヤーも公開されており、AI機能の核となるチップに関してはNVIDIA製のものを仕様。AI性能についても多く発表されており、中国市場にて使用範囲がどんどん広がる予定であり、無課金で仕様できるようにするとのことでした。

工場の自動化についても語られており工程の動画紹介がありましたが人が殆ど介在しない工程で、さらに検査工程も多く自動化が進んでいる様子が伺えます。

注目の価格は標準版が21.59万元でありモデル3の24.59万元より3万元(約60万円)安い価格設定です。

最高級ラインのMaxバージョンは29.99万元です。(約630万円)

多くの中国EVメーカーのCEOが会場に集まり2時間に及ぶスピーチの中で何回も拍手が起こっていました。

最後に車作りの挑戦での困難やサプライヤーたちへ感謝の気持ちを伝えて幕を閉じます。

4月30日までの注文でオプションがフリーになるということで、どうやら1分間で1万台のオーダー、7分間で2万台のオーダー、そして10万人がウェイトリストに並んでいるとのことです。7日間は自由にオーダーを取り消せるということなので、これから変動するとは思いますが中国全土が期待したEVがローンチされて多くの注目を集めております。

(27分間で50000台の注文となりました)

XiomiについてはCEOの雷軍のストーリーも読んだことがありとても好きなメーカーなので個人的にも注目しておりました。

ohtanao.hatenablog.com

ohtanao.hatenablog.com

今回の発表のタイミングでちょうど上海を訪問してEVメーカーを見学してきたのでそちらもまた纏めたいと思います。

87歳、現役トレーダー シゲルさんの教え  資産18億円を築いた「投資術」 | 藤本 茂 (著) | 2024年書評34

87歳のトレーダーとしてテレ東に取り上げられたシゲルさんこと藤本茂さんの著書を読みました。バリバリにトレーダーをしておりデイを主にしながらも決算プレイやスイング気味のトレードも実施し、含み損のものは基本的に損切りしないため塩漬け銘柄も2億円分ほど損を抱えているということでした。

売買記録を毎日つけ反省し、日経新聞四季報を読む、日経CNBCを聞きながら過ごしているという勉強する姿勢はとても勉強になりました。

www.youtube.com

📒 Summary + Notes | まとめノート

生まれ

生まれは1936年と2.26事件が起こった年で、農家の裕福でない家庭で生まれました。大学に行く人は1,2人ぐらいだったということで高校を卒業してから親戚の紹介でペットショップで働く事に。ペットショップのお客さんに居た石野証券の人を通じて株の話を聞き自分でもやってみようと言うことで早川電気、日本石油、大隈鐵工所を購入したのが最初でした。

その後ペットショップの給与が5000円、交通費が1500円で手残り3500円のみの安さと同世代の友人たちは10000円を超える給与をもらっていることを知りペットショップを辞めて自身で独立します。神戸駅の近くで店舗を借り順調に店を続け最後は都市開発で土地の評価額の3倍1500万円で買い上げてもらえるということで喜んで売ります。

その後麻雀が好きだった事もあり雀荘を開始。大繁盛し3店舗までにも増えました。当時転換社債が流行っており取得したことや、村上ファンド阪神電鉄の株を買うなど面白さを再確認し雀荘をすべて売り払い6500万円を元手に株式取引を開始しました。

バブル崩壊や神戸大震災で家のものをすべて失い、10億あった資産も2億まで減ったことから一時期株から離れていましたが、ネット証券の存在をしりすぐにパソコンを購入し開始します。

デイトレード

シゲルさんはデイトレードを主にするのですがその面白さが紹介されています。

  1. 自分の腕を試せる
  2. 長期投資より利益を得られる
  3. 中長期保有のリスクを避けられる
  4. 相場の動向に左右されない

信用や空売りもバリバリに使いこなしているようです。コスモ証券によると個人投資家の株取引の実に7割以上が信用取引ということのようです。(取引額比だと思いますし、信用を使う人は高額を扱うからだとは思いますが…?)

シゲルさんは午前2時に起きてマーケットチェックをし、4時頃に来る日経新聞に目を通して取引の準備をします。7時頃には散歩をし一番勝負の9時〜10時は集中して取引をします。

デイトレードなので板の状態は注意深く見るようです。

注文は指値注文が殆どでものに依っては刺さらない時もあるようです。デイトレード主体なのですが決算も注意深く見ているようで最近はDOE(株主資本配当率)を注意しています。

ポイント

銘柄選定では「増収増益増配」に注目しています。デイトレードであっても成長性がある株を狙いたいため決算には気を配っています。良さそうな株があれば打診買いをし、さらに良さそうであると思えば追加、明確にいけると思ったらさらに追加と1:2:6の割合で買っていくスタイル。

PERの目安は15倍、中小型株で機関投資家があまり手を出さないものが好きです。

テクニカルはRSI、MACD一目均衡表など様々語られていますが、キーはRSIが70%以上では売り、30%以下であれば買いとの目安を付けています。

機関投資家の取引制限

  1. すぐに結果を出す必要がある
  2. 内部ルールを決めている
  3. 小型株の回転売買はしない
  4. 本当のことは公開しない

個人投資家の強み

  1. 休める
  2. 小回りが効く
  3. 自由がある

感想

まず18億資産ということでとてつもない実績の持ち主であるのが単純にすごいですよね。若い頃の生い立ちを見ると世界の情勢を掴みペットと生活すること、神戸に外国船舶が来る時に小遣い稼ぎに海外から動物を連れてきて日本で売る船員がいることなどからペットショップで成功して、その後潔く辞めて雀荘で成功します。

投資は元手が肝心ということでその雀荘を全部売り払っての当時6500万円で株取引を初めたというストーリーはどこかリー・クアンユーシンガポールで若い頃生き抜いた世の中の流れを読み取って動くという事を思い出しました。

ohtanao.hatenablog.com

取引や書いてある事はとても基本的なことが多いのですが、勉強量がものすごく、日系を読んでCNBCを聞いて、散歩しながら街の雰囲気を見て相場感をつけて、決算を見て、さらには四季報を読むという事をしています。シンプルに87歳でここまで勉強してる人ってあまり聞かないですし、社会人になってから勉強してる人ってかなり少ないので、自分ひとりの時間が多いトレーダーという立場で自制しながら勉強を続けられるのは尊敬します。

基本的には成長性(増収増益増配)のありRSIが低いポイントで入り、利が出たら割と早いタイミングで手仕舞うスタイルのようで、おそらくデイトレードなのでそのような形なのでしょうね。先日読んだ清原本では2,3倍まで引っ張れる銘柄を選べとありましたがトレードスタイルの違いから来るのでしょう。株が楽しいと言いそれにのめり込む姿とても素敵ですね。

Science Fictions あなたが知らない科学の真実 | スチュアート・リッチー (著), 矢羽野 薫 (翻訳) | 2024年書評33

ルトガー・ブレグマンの著書ではスタンフォード監獄実験や割れ窓理論などが正とされていた事を覆す再現性の問題が出てきているという話がありました。希望の歴史では今まで人間の凶暴性を表していたような論文内容が見直されており、人類に希望的な見方を与える著書でもありました。

ohtanao.hatenablog.com

本書は今まで画期的な報告とされ、論文から本の出版までするような多くの実験結果に対して、再現性の問題があり結果が見直されている話であったり、何故発生してしまうのか?それに対して科学業界ではどのように対策され初めておりそのような過ちが発生しないようにできるのか、というような観点が書かれています。

個人的には本の帯にあるようなイカサマ実験と言ってしまいきるには言葉が強すぎるケースもあると思うものの、研究者にとっては陥りがちなワナが多いよねというのは確かにそうで、日本のSTAP細胞や麻酔学者(不正件数ナンバー1)の話なども織り交ぜながらTEDで有名なストーリーなどが再現性が無いと判断されている多くの事例を紹介されています。

diamond.jp 

 

diamond.jp 

 www.ted.com

 

政治との関わりや研究者のインセンティブ問題など解説しつつ、その中でも改善されてきている話も最後にまとめてくれています。

📒 Summary + Notes | まとめノート

出発点

コーネル大学のダリルベムが行った奇妙な実験結果は「予知能力」についてのものでした。ポルノ写真や単語の暗記について超常現象のような驚くべき結果が得られる内容は、権威のある「ジャーナルオブパーソナリティーアンドソーシャルサイコロジー」に掲載され覆うの話題を呼びました。

www.gizmodo.jp

本書の著者であるスチュアートリッチーはこの結果に懐疑的であった2人の教授と連絡を取り再現性実験を行った所再現されない結果となり、ジャーナルへ連絡。編集長はこの結果を却下することとなり、過去の実験を繰り返した研究については、下の実験と同じ結果であってもなくても掲載しないとシャッターを閉じました。

後にベムは不正が明らかにされ、インタビューで答えます。

「厳密さが大切であることは全面的に支持するが、私にはそれだけの忍耐力がない……私の過去の実験を見ればわかるとおり、すべてが修辞的技巧だった。自分の主張の裏づけになるようなデータを集めた。説得するためのデータであり、『これは再現できるか、できないか』などと案じたことはなかった」

引用:https://diamond.jp/articles/-/338149?page=3

著者はこう言います。

将来の研究で覆ることがない鉄壁の事実の報告であると考えるのは、あまりに無邪気だ。そのような希望を抱くには、世界はあまりに混迷している。わたしたちが期待できることは、科学研究が信頼に足るものであること、つまり、研究で起きたことが正直に報告されるということだけだ。

科学の仕組みと再現性

科学者たちは近年において社会性が重要になってきている。チームで協力し、世界を飛び回って講演や討論を実施し研究を共有するために学会に参加する。科学の社会性の弱点は、査読を実施し論文を発表する力を手に入れるために使われることでもあります。説得のプロセスは合理的で客観的であるべきですが、人間性が介入しこのプロセスが機能しないことがあります。

科学は自己修正であり、古い間違った考えは後に修正される。往々にしてこれは次の世代にわたった時に覆されることが多いのは自己修正のプロセスを妨げている理由があります。

助成金獲得を競い合い、論文出版の権威を求める。完全に説得力のある証拠には再現性が必要であるのに、再現性のない結果がはびこる事になってしまっています。

カーネマンのファストアンドスローはプライミング効果と呼ぶ現象の研究について言及されます。先行刺激(プライム)により無意識に行動を劇的に変えるという話ですが、再現性試験に失敗します。後にカーネマンはこの効果は執筆時に認識していたものより著しく低かったと訂正。

note.com

先述したパワーポーズの提唱エイミー・カディの論文も同様に再現性のワナに陥ります。心理学の定番でもあるスタンフォード監獄実験、も再現性がないものでした。

心理学の実験に対して再現性を得ようとすると、かなり大きな確率で再現できず、さらに再現できたとしても誇張されたものであったという結果が出ています。

医療においても同様に再現性の乏しい論文が出版され、医師や治療のガイドラインとして質の低いエビデンスが活用されていることもあります。また質の低い研究に多額の資金が費やされており、アメリカだけでも毎年280億ドル使用されているとも言われています。

メタサイエンティストのイオアニディスは「なぜ発表された研究結果の大半が誤りなのか」という論文を発表は話題を呼びました。

journals.plos.org

少し時間は要したものの、科学のありかたについて議論される事も増えてきました。

www.annualreviews.org

不正の種類

イタリアの外科医パオロマッキャリーニは権威ある医学誌ランセットに器官の移植に成功したと発表し大きな称賛を浴びました。その後スウェーデンのカロリンス大学に多くの推薦を受け手客員教授として迎えられ主任外科医となります。実際にも手術を行っており成功したとされていたのですが、手術を受けた患者のフォローアップをすると全く異なる証言が出てきます。

手術後から2年後に死亡、1年後に死亡、数カ月後に死亡と論文とは全くことなる術後の経過でした。

ja.wikipedia.org

多くの人々のクビが飛び、患者は死亡し、ランセットも擁護しきれなくなり論文を撤回する事になりました。

撤回論文を掲載するリトラクションウォッチには撤回理由が何であったかも記載されており、純粋なミスは40%以下、大半は詐欺(20%)、重複出版や登用、何らかの不正行為が原因でした。興味深いのが不正者は科学者の2%のみで25%の撤回責任に通ずるとあり、少数の違反者が大半の違反に関わるという結果でもあります。

retractionwatch.com

バイアスが間違った結果を起こしてしまう事例もあります。モートンは世界中から頭蓋骨を集め、脳の大きさを測定。ヨーロッパ人の頭蓋骨はアジア人、ネイティブアメリカン、アフリカ人より容積が大きいと結論づけ、精神的及び道徳的な能力の違いを示していると主張しました。

これをスティーブンジェイ・グールドが調査し、モートン恣意的にグループ分割しており民族による頭蓋骨にはわずかな違いしか見受けられず人種的なヒエラルキーを構築する根拠にはまったくならなかったと結論づけました。

学術誌にはNULLの結果(予想していたものは何も得ず終わる)が掲載されず、ポジティブな結果が掲載されるために、出版バイアスによりNULLの結果は失敗と捉えられてしまいます。

NULLの研究になるかどうか、の一つに統計的有意性P値での判断があります。P値に関して多くの不正があり、良い値が出るまで何回も実験を繰り返し試行回数は無視して統計的有意とたまたまなった部分のみを論文として発表されるようなP値ハッキングと呼ばれる行為もあります。

理論に適合しない結果は消され、「さなぎ効果」と呼ばれる醜い結果が美しい蝶に返信する現象が起きており、メタサイエンス研究によって問題が見つかってきています。

バイアスの問題には、心理学など政治を大きな関わりがある研究によく見られます。ブラックライブズマターの際には、テキサス州のデータより白人の方が撃たれる率が高いと発表された論文が出され、その後別研究者によるデータの見直しが行われると全く逆の結論となることもありました。

経済学者のラインハートとロゴフは「債務を抱える時期の経済成長」という論文を発表。後に意図的に集計から外された国があること、そこから結論が異なることが確認され誤りと認識されました。

jp.reuters.com

日本の麻酔学者の話等も登場します。

diamond.jp

統計の基本的な話だと思うのですがサンプルサイズ、検定力の問題がある論文の列挙されています。

インセンティブ

不正がなぜ生まれるのかを考える時にインセンティブの理解が大事になってきます。科学者は権威のある出版社で論文を出版することがより大事であり、また引用されることが実績として記録され信頼となります。

そのためにはアブストラクトでよりポジティブな表現をして誇張する動機が生まれてしまい、またそのインパクトにより多く読まれることが研究費の獲得などにも繋がります。

マタイ効果と呼ばれるすでに持っている人がより多くを得るように、すでに権威ある出版者から論文を多く出版できている人はより多くを得られるようになる。しかしそこに風穴を開けるために誇張された表現をしなければ新人が評価されないなど。

論文の数を稼ぐために、細切れにして論文を発表する。被引用数を増やすために自分で自身の論文を引用する。自身の過去の論文から自己盗用する。

科学を治す潮流

本書の最後にかかれているのは、この流れも見直されつつあるよ、ということで不正を正す仕組み化が少しずつ動き出しています。

スタットチェックは論文の統計の不正チェックをするもので、自動的にチェックができるものです。

statcheck // web

NULLの結果に特化した「ジャーナルオブネガティブレザルツインバイオメディシン」はポジティブな結果意外も報告できる場を提供しています。

jnrbm.biomedcentral.com

事前登録と呼ばれる制度も始まり、あらかじめ計画の提出やデータを共有し透明性の確保をしようとしています。

研究の事前登録は是か非か - エナゴ学術英語アカデミー

オープンサイエンスと呼ばれる、データの公開の流れも透明性を上げる一種の動きです。

プレプリントは査読前に公開することで、論文を通すための誇張・スピン表現を緩和しようとする動きであり、プレプリントにより出版社だけでなくより多くの目で正当性を確認できる仕組みです。

www.aje.com

研究の再現性に影響する5つの要素 - 学術英語アカデミー

科学論文の読み方

  1. すべてが公正か?
  2. どのくらい透明性があるか?
  3. 研究は適切に設計されているか?
  4. サンプルの大きさは?
  5. 効果の大きさは?
  6. 推論は適切か?
  7. バイアスが働いているか?
  8. どのくらい信憑性があるか?
  9. 再現されているか?
  10. ほかの科学者はどう考えているか?

感想

科学論文にまつわる不正や再現性の問題について纏められておりとてもおもしろい本です。数々のTEDで話題となったとされ出版に導かれたポジティブなストーリーが最近は再現性が無く効果が見直されています。

 

科学論文にまつわる不正や再現性の問題について纏められておりとてもおもしろい本です。数々のTEDで話題となったとされ出版に導かれたポジティブなストーリーが最近は再現性が無く効果が見直されています。

 

科学論文にまつわる不正や再現性の問題について纏められておりとてもおもしろい本です。数々のTEDで話題となったとされ出版に導かれたポジティブなストーリーが最近は再現性が無く効果が見直されています。

 

科学論文にまつわる不正や再現性の問題について纏められておりとてもおもしろい本です。数々のTEDで話題となったとされ出版に導かれたポジティブなストーリーが最近は再現性が無く効果が見直されています。

 

科学論文にまつわる不正や再現性の問題について纏められておりとてもおもしろい本です。数々のTEDで話題となったとされ出版に導かれたポジティブなストーリーが最近は再現性が無く効果が見直されています。

 note.com

 

 

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少し前の統計などの概念があまり確立されていなかった時期の心理学系の研究結果はかなり覆るものが出てきそうですよね。

1万時間の法則、パワーポーズ、マインドセット、GRID、プライミング効果、予想通りに不合理、などかなり有名な本ばかりですが、再現性無しとの話ですね。

自分自身の読書遍歴も流行りに乗りがちで話題のものは読んでおこうっという事で結構読んでるものがあります。そこで研究結果について自身の見解を正当化・権威的にするために数々利用する流れが多いのですが、そこに正当性の低い話が盛り込まれていると思うと中々辛いものです。厄介なのはそういった本はポジティブで新しさもあり、面白い所です。

この時代になって透明性の無さというのが不正の原因になることが多くなっているように思います。きっと昔は不正があっても気づかれず過ごしていたり、ミルグラムの実験のようにその分野で核となる概念になっていた事もあるのでしょうが、見直されるのはとても良いことですよね。

よりインパクトや影響力の大きいものに関しては、透明性が必要でありそれを実装できる時代にもなってきている所は嬉しく思います。一方で隔離的で権威的なジャーナルや判断基準が不明確な政治などのようなものはより透明性を出すことでより良いものにきっとなるのでしょうか。

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