XiomiのEV開発第一弾のSU7(スーチー)の発表会がTikTokにてありました。
中国市場にて全貌は発表されておらず、特に価格の発表は中国のEV関係者の間で話題になっており本日の発表会でいよいよお披露目になりました。
アップルスタイルのプレゼンで19時から2時間ほどにも及んだ発表会にはEVメーカーの社長も多くかけつけ注目度の高さが伺えました。
社内は本革Nappa仕様でOEKO-TEXの認証を受けているものになります。中国の高級ラインではNappa革が標準化されており、浸透度の高さが伺えます。
Teslaのモデル3が比較対象に多く出てきており、性能面では加速について通常は100km出すのに2.78s、低温環境下では3.38sとどちらもモデル3よりも高性能になります。
社内のサプライヤーも公開されており、AI機能の核となるチップに関してはNVIDIA製のものを仕様。AI性能についても多く発表されており、中国市場にて使用範囲がどんどん広がる予定であり、無課金で仕様できるようにするとのことでした。
工場の自動化についても語られており工程の動画紹介がありましたが人が殆ど介在しない工程で、さらに検査工程も多く自動化が進んでいる様子が伺えます。
注目の価格は標準版が21.59万元でありモデル3の24.59万元より3万元(約60万円)安い価格設定です。
最高級ラインのMaxバージョンは29.99万元です。(約630万円)
多くの中国EVメーカーのCEOが会場に集まり2時間に及ぶスピーチの中で何回も拍手が起こっていました。
最後に車作りの挑戦での困難やサプライヤーたちへ感謝の気持ちを伝えて幕を閉じます。
4月30日までの注文でオプションがフリーになるということで、どうやら1分間で1万台のオーダー、7分間で2万台のオーダー、そして10万人がウェイトリストに並んでいるとのことです。7日間は自由にオーダーを取り消せるということなので、これから変動するとは思いますが中国全土が期待したEVがローンチされて多くの注目を集めております。
(27分間で50000台の注文となりました)
XiomiについてはCEOの雷軍のストーリーも読んだことがありとても好きなメーカーなので個人的にも注目しておりました。
今回の発表のタイミングでちょうど上海を訪問してEVメーカーを見学してきたのでそちらもまた纏めたいと思います。