ライフイズビューティフル

訪問記/書評/勉強日記(TOEIC930/IELTS6.0/HSK5級/Python)

大人英語 1-4 マインドセット編

英語を学ぶにあたりどのような心の持ち方であればよいのか。ということについて少し纏めておきたいと思います。

英語に限らず、何かを習熟するためには、習熟したい対象に対して接する時間を長くするという事が必要になります。才能があるという人はこの時間が短くより効率的に吸収できる感覚を持っている人です。

さて、それでは沢山の時間に接するためにどういう気持ちで居ると気がラクなのでしょうか。

1.英語に悩んでいるのは自分だけではない

Quoraという質の高いQ&Aサイトがあります。ここでもよく出てくる話として英語の話題があります。みんな英語に対してどうやったらうまくなるのかということを一生懸命質問しており、沢山の日本人が英語で悩んでいることがわかります。英語の勉強のために、英語で思考する訓練をするためのうまい方法はありますか? - Quora

また違う質問などで日本人がなぜ英語が話せないのでしょうか?という議論もあります。日本人が諸外国より英語を話せないのは何故ですか? - Quora

後に気がつく事なのですが、日本人が英語が出来ないというのは確かなのですが、思ったより出来なくもないというのが僕が感じている印象です。

というのは、英国で生活する機会があった時に中国人の友人が数多く出来たのですが、話すのとても上手いなと思っていた友達が文法問題や文章表現になると思っていたより出来ていないなと思うことがありました。つまり、中国人の話す能力と言うのはとても高く、日本人の文法などの文章能力は負けていないという印象です。これは恐らく間違いを気にしない事や会話の多い中国の文化的な背景などもあるのではないかと感じています。日本人は完璧主義な人が多い印象で細かい間違いを気にしなくていいレベルで気にして力を発揮していないように思います。

高校までの教育、ましてや大学まで行っているのであれば多くの人は英語の素地は出来ていると思うのです。義務教育に感謝し今までやってきたことを信じて勉強に取り組みましょう。

2.英語に悩んでいるのは世界中の人たちである

それでは他の非英語圏の国ではどうなのだと言うと、彼らも同じように悩んでいます。

How to become fluent in English - Quora

英国に居た際に他の国から来ている友達が多く出来ました。ドイツ、イタリア、ジンバブエ、インド、パキスタン、中国、ポーランドなどそれぞれがそれぞれのレベルで英語に対するコンプレックスを感じています。発音というものは母国語の音に引きづられるので各国の訛りを聞いて何となくドイツ語圏、フランス語圏、ラテン語圏、中華圏など感じられるようになっていきます。

とても英語が上手い非英語圏の人たちも日本人と同じように悩みながら勉強して克服してきていたのです。ただ彼らのメリットとしては構造として近い言語である事やそもそもアルファベットという似た文字を使っていることから日本人程ハードルが高くないように思います。

そこは正直日本に生まれてきている限りどうしようも無い事なので、そこに文句を言う前に同じ日本語話者でも英語に堪能な人が居るということで頑張れば努力で補えると思いましょう。アラビア語圏、ヘブライ語圏の言語構造として英語に遠い人でも英語に堪能な人は多く居ますし、みんな努力で補ってきているのだと思います。

ちょっと話は脱線してしまいますが、英語圏の人が極東の言葉(日本語や中国語)について話した動画があります。Chrisは英国出身の中国語話者(ネイティブレベル)なのですが、中国語と日本語の違いについて簡単に説明しており、中国語は発音が難しく最初のハードルは高いが勉強するにつれ簡単になってくる、一方日本語は発音が簡単で入りは大丈夫であるが文法や文章の組み立てが難しく上級レベルになっても難しい事が多いと語っている。

外国語を学ぶということは言葉の違いにリスペクトしどの国の人も頑張っているのだと分かっていると気が楽になるかもしれません。

3.誰もが最初は出来ない

言葉を勉強していくというのは赤ちゃんが言葉を覚えていく過程と殆ど同じだと思っています。小学校の国語の授業で感じの書き方を覚えて、読み方を覚えて、朗読をみんなの前で実施し、、、というように言葉に触れる時間が増えてくると次第に読める漢字が増え語彙が生まれます。

高学年になると作文も書くようになり、まさしく言葉を覚えていく過程です。つまり、言葉を使えるようになるという体験を誰しもしているのです。英語を勉強する時はこの体験をイメージすれば良いと思います。

小学校の頃読めない漢字があれば辞書で調べたり、先生に聞いたり、友達に教えてもらったり。時々恥ずかしい思いで授業行くのが嫌になったりしながらも日本語が読めると思います。日本の教育はとても優秀な部類だと思いますので、識字率も高いです。

英語に限らず外国語の言語を勉強する際にも、音を覚え、読み方を覚え、書き方を覚え、文章の組み立て方を覚える。

日本語を覚えた時は子供であり何となくやっていたものですが、大人になって知恵が付いたので勉強の仕方を工夫して効率良く勉強することが出来ます。大人に圧倒的に欠けているのは自由な時間(英語に触れる時間の量)ですので、そこに少し知恵を使うことで子供の時よりも早く言語習得(勉強時間比)できると思います。

最初はみんな出来なく、沢山間違えましょう。笑われたり、間違いを指摘されることになれ、その都度正しい内容を学習していけば、間違える回数は減ってくると思います。

 

言葉を学習する流れは自分に子供の時のような細かい気付きや分かっていく感覚を与えてくれます。ファーストペンギンと言う言葉があります。集団でもじもじしているペンギンですが、誰かが勇気を持って飛び込むとその他のペンギンもどんどん付いていきます。飛び込んでみて沢山失敗して学習することは、新しい世界に触れ合えるチャンスです。新しい世界に触れる楽しみを意識して勉強していくという楽しみを持って気楽に継続していきましょう!

 

 

 

語学勉強するにあたり最初のペンギンと言う本がとても楽しいです。語学を勉強する楽しさについて知ることができると思いますよ!