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訪問記/書評/勉強日記(TOEIC930/IELTS6.0/HSK5級/Python)

ブルーワールド:命の水を求めて | 誰しもに必要な水を求めて | Netflix review #2

水問題はずっと語られている問題の一つです。

水問題といってもアフリカの奥地で水汲みに行くような問題だけでなく、カリフォルニアやメキシコシティでの飲水不足や、インドの産業排水など様々です。

Netflixにて様々な水問題解決へ活動する起業の話をまとめたブルーワールドは面白く今ある解決策を提示してくれています。

www.netflix.com

 

Jaden Smith | 501CTHREE.org / JUST WATER

www.complex.com

Jaden Smithはラッパーや俳優でありながら、水問題の解決を目指します。飲水に適した水を小規模で生成するために、The Water Boxという装置を使用し安全な飲水を提供します。現在はミシガンで使用されており、将来はインドなどさらに必要な土地へ展開予定です。

MAJIK WATER

www.majikwater.co

Majik Waterは空気中から水を作り出す装置を作ります。

アフリカの多くの村では遠くの水場まで水を汲みに行きますが、多くの不純物が含まれる水は安全とは言えません。また、大切な学習時間を水くみの時間に奪われてしまうのを防ぎます。

WATER.org

water.org

Water.orgはマイクロローンにより水環境を提供する団体になります。毎月5,6ドルの返済プログラムであり、現在まで99%プラン通りに返済されているといいます。

ローンすることにより、安全な水にリーチでき学校にも通え、少額の返済は市民にとってとても大切です。

Sanivation

sanivation.com

Sanivationは各家に汲み取り式のトイレを置くプログラムです。

シェアで使用していた不衛生なトイレではなく、各家庭にトイレがあるためより管理された使用ができます。

汲み取られた便はSanivationの施設に集められ炭として使われます。

従来の炭より8倍長持ちしコストの削減にも有利です。

The Water Environment Federation (WEF)

www.wef.org

窒素の効率的な製造を試み、藻類を用いたアンモニアの生産をします。

Aqualia

www.aqualia.com

Aqualiaはスペインにて藻類から水素を取り出すことで、車の動力として利用します。

バイオメタンを活用した車はスペインでもあるようですね。

Aquaporin

aquaporin.com

水洗浄メンブレン技術はとても大事なテクノロジーの一つです。

Suez

www.suez.com

Suezは海水からメンブレン技術により飲水を製造しています。

特にシンガポールなどの海水にアクセスでき飲水の確保が必要な国などで活用さてています。

Orange County Water District

www.ocwd.com

カリフォルニアの水危機は慢性的なものです。

雨水だけでは水使用量を賄えないため、メンブレン技術により排水の利用を行っております。

L'oreal | dry factory

www.loreal.com

ロレアルは工場で使用する水の再利用をしようとDry Factryというコンセプトを持ち活動しています。

使用した水を無駄にせずリサイクルし十分に活用しようとする試みです。

ここれもメンブレン技術がふんだんに使われ、90%もの水使用削減も実現されているそうです。

Hydraloop

www.hydraloop.com

Hydraloopは家庭用の水リサイクルシステムを提供します。

排水を各家庭でリサイクルしみずの使用量削減を目指しています。

 

さいごに・どんな人におすすめか

とても有益なコンテンツで一般知識として所有すべき内容を教えてくれるNetflixという媒体の協力さを改めて感じます。

紹介されている技術は多義に渡り、かつ最新のものが多いのもとても良い点です。

教科書に載る頃には古い情報になってしまい、不明なソースが提供する情報よりはるかに正確で信頼できる内容が、テレビではなくネットテレビで提供される時代に、時の移り変わりを感じます。

また、英語コンテンツであるためにワールド・スタンダードであり、日本バイアルがかかっていないのも良かったです。

水含め資源を使い切らずに捨てるケースはいつまでも存在する中、最近は日本でもレジ袋の無料配布が停止され、エコバッグの利用などから資源活用の意識が少しは高まってきているように思います。

電気自動車の台頭もあり、これからさらに効率よくかつ繰り返し資源を活用する習慣が身についてくることを願うとともに自身でも気をつけてその時その時の正しいと思える選択肢をするように心がけたいと思います。