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訪問記/書評/勉強日記(TOEIC930/IELTS6.0/HSK5級/Python)

Youtuber review China's High-Stakes Robot Wars DJIが見出す次世代のテックカルチャー Robomaster

中国で年に一回行われているロボットコンテストRobomaster

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ohtanao.hatenablog.com

前回の記事に書いたBloombergのHellow Worldシリーズにて取り上げられている。

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RobomasterはDJIという深センにあるドローンメーカーが主催で行われているロボットコンテストである。とにかくかっこいい。

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DJIは空撮で使うドローンを中心に優れた技術を持つメーカーである。

ドローン戦争で頭一つ飛び抜けた存在になっており、製品を出すごとに大きなイノベーションを取り入れ、とても魅力的な商品を毎年のように創出している。

MAVICシリーズは革新的に小さく高画質カメラを含んでいる。MAVIC Airシリーズも魅力的だ。

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また、OSMOシリーズもとても魅力的である。ジンバル付きのハンディカメラではダントツに小さく携帯性に優れておりGo Proの領域までも奪い去ろうとしている。

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Robomasterは深センで行われている。

会場に集まった学生達は寝る時間を惜しんで大会中にロボの作成を行う。

雑魚寝状態でとても綺麗なものとは言えないがギークが試合直前まで開発に打ち込む姿は熱狂を映し出している。

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レポーターにインタビューされた女学生は寝るのは平均3-4時間のみでエナジードリンクを飲んで作業に打ち込んでいるという。2週間会場から離れずに作業をする。

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ここまで打ち込むには理由があり、結果を残すとDJIで働くチャンスがあり、賞金を手にすることができる。

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2006年にDJIは学生であるFrank Wangにより設立された。

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DJIがRobomasterを開催する理由は、エンジニアがクールであるというカルチャーを作り出したいというためだそうで、Robomasterのリアリティーショーやドキュメンタリー、アニメを作り出し、かつ会場は注目されるように華やかな演出をしている。

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Robomasterに憧れた若き才能達がテック業界に興味を持ちさらに新しくイノベーションを起こすようなエコシステムの形成を目指している。

どこで読んだのか忘れてしまったのだが、実は似たようなことがシリコンバレーでも行われていた。このような大会が開催されていたというわけではなく、エンジニアはギークでオタクという印象から、クールであるという文化を作り出すために、エンジニアがかっこいいという風潮を作り出した、と読んだ覚えがある。

日本で言うところの野球に良いスポーツ人材が集まったり、ジャマイカ短距離走に良い人材が集まるのと似たようなサイクルなように思う。甲子園がテレビに移しだされ、プロ野球のニュースは連日放送される。仲間とともに泥にまみれ汗をかき、努力して掴む栄光に一度は憧れたことがあるのではないだろうか。

多くの子供にエンジニアはかっこよくてクールであるという意識を持ってもらい、より多くの才能が集まるようにしたいということである。

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会場はロボコンとかけ離れた華やかさ、規模である。

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優勝チームは賞金を獲得でき、DJIで働く道もあるようである。

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こういった試みは非常に良い循環を生んでいるように思う。

2018年の大会には福岡の学生連合チームが出場しており、こういった大会に日本チームが参加している点はとても驚いた。

store.dji.com

大きなテック業界の渦はシリコンバレーから深センに移りつつあるのかもしれない。

特に世界の工場として培ったハードウェア技術から、驚くべき柔軟性を持つMarket-drivenによる生き残る技術競争により世界で最も優れた技術を持つようになりつつある。

もはやCopycatの領域はとうに過ぎており、DJIのように業界トップ企業が次々と出てくるかもしれない。

アジアがテックの覇権を取る日はそう遠くは無いかもしれない。

Youtube review Inside China's High-Tech Dystopia 深センで何が起きているのか

Bloombergによる深センで起きていることのレポート。Hello Worldシリーズで中国の事を多く取り上げている。

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Dystopiaか理想郷なのかはきっと未来にしか分からないことであるが今中国で起きていることについて端的に纏めっている。

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最初にレポーターが訪れたのはZowee(ザウイ)と呼ばれる会社。

www.zowee.com.cn

スマートフォンなどの電子機器の製造を行っている会社であり、従業員が生活できる宿泊施設を工場のすぐ横に建設している。

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この工場の優れいてる点は積極的なオートメーション(機械化)である。多くの人件費を費やすよりもコスト競争力の高い製品の作成ができるようになる。

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従業員は最終検査の一人だけという製品ラインが続々と出来ている。

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何よりすごいのは、自社のラインを自分たちで作り上げていることである。

多くの製造メーカーは生産ラインを外注して工作機械メーカーなどに作ってもうことが多いのだが、優秀なエンジニアを集め人件費は製造ラインの自動化に費やしている。

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良いことの導入のスピード感、柔軟性はAI Superpowersにも書かれているようにものすごく顕著に早い。

街の中はというと、多くの支払いがクレジットカードではなくQRコードの非接触式支払いシステムで金銭のやり取りがされている。

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BloomBergが指摘するに、これは良い面だけでなく利用者にとって知らない面も隠れているとのこと。主な支払いシステムのAlipayとWechat Payであるのだが、双方とも政府期間の監視をされており、行動パターンが記録されている。

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そのため、利用者はスコアを付けられクレジットとなる。

実際にすでに信用を測定できるアプリがあり、このスコアを元にローンの借入について即座に決定されるケースもある。

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また、街なかのいくつかの歩道では顔認識システムの導入がされており、信号無視をした際にディスプレイに表示され晒し者状態にされるケースがある。

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海外から来たエンジニア達は、入国時の顔登録からこの記録と結びつくことに非常に恐れを感じていた。

次に、レポーターが連れてこられたのはロボット食堂。

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全ての食事をロボットがサーブするというレストランであり、注文をスクリーン上で終えると、食事が運ばれてくる。

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ここへ案内してくれた深センの現地人は世界で広く使われているAmazonGoogleFacebookが中国国内では京东、Baidu、Wechatに置き換われ使われていると紹介している。

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InstgramのようにVPNを使用して使われているサービスも多数あうようである。

現地人の彼女が思うには、国内の生活に満足しており、特に不自由もないとのこと。

 

以前纏めた、中国とアメリカとのハイテクバトル。

ohtanao.hatenablog.com

今世紀のゴールドラッシュは中国で起きており、さらに大きなゴールドラッシュが起きるかもしれない。

Youtube review Jusuf #3 Konmariメソッドが世界を巡る How to declutter: Tips on KonMari

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KonmariがNetflixで配信されてからYoutubeでKonMariのことを話す人が増えてきています。同じ日本人としてとてもうれしく、世界中の人が悩みを抱えていたことなのだと思うと何だか不思議な気分になります。日本といえば、禅、のようなイメージがあると思うのでそういう意味でも上手くマッチした番組だったのでしょうか。

過去何回かreviewをしたJusufさんも取り上げています。KonMariメソッドなんて素敵なんだ、という事を言われています。(おそらくSkillShareがスポンサー動画)

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Jusufさんがアレンジしたコツは以下5つ

1. Decluttering takes time and energy

片付けは体力力的にもメンタル的にエネルギーを使うことなのでしっかり準備をしましょう。

2. Create the "spark joy" feeling

ときめきとはどういうものか理解しておきましょう。

3. Plan the disposal of your times

捨て方の計画をしよう。

捨て方が分からないから、捨てる時間が無いからと言う理由で片付けが出来ないことがあると思います。ユニクロ無印良品、メルカリ、オークファンなどで処理するのも良いと思いますし、粗大ごみとして廃棄するしてしまうのも良いでしょう。ものを購入する時に手放し方を考えておくと買い物でとても良い判断ができると思います。手放し方というのは、引っ越しなどしない限り中々行わないのでこの当たりの情報はいつか纏めておきたいと思います。

www.uniqlo.com

ryohin-keikaku.jp

 

 

 

 

ziclgomi.com

4. Replacing over time

時間をかけて計画的に入れ替えをしていきましょう。一度に全てのものを入れ替えるのは難しいので、要らないかもしれないものリストを頭に入れておき、徐々にタイミングを見ながら入れ替えていくようにしましょう。

一度にやろうとすると体力的にも、金銭的にも負担が大きく、また時間が過ぎると気持ちの変化もあるので、急ぐ必要のあるもの無いものを考えながら徐々に行えると良いのかなと思います。

5. Enjoy the process

一番大切なのは楽しんでやると言うことではないでしょうか。

どんどん理想の部屋になってくる・理想の環境になってくる楽しみ、時に手放すものが思い起こさせてくれる昔の気持ちや大切な思い出を楽しむと良い気がします。

ネットフリックスのKonMariメソッド的に言うと、完成形の部屋や、どういった気持ちで今後過ごしていきたいかというビジョンを持っておくと掃除がしやすい(捨てる・捨てないの判断しやすい)というようなアドバイスもありました。

 

それにしてもKonMariメソッドの影響力の強さ、Netflixというプラットフォームがパワフルであることに驚かされます。世界中の人と話す共通のネタとしてNetflixの番組というコンテンツが生まれている事に今の社会の大きな変化を感じることができ、未来がどんな世の中になるのか非常に楽しみです。