Neflixにある中国映画なのですが、那些年〜依頼のとても好きな中国映画になりました。一回目は英語サブタイトルで見て、二回目は中国語サブタイトルで見ました。
ストーリーは、帰省中の電車の中で出会った男女が、北京という大都会の街で何とか街に溶け込もう北京人になろうとするものの中々うまくいかない喪失感や孤独感と向き合う中で、互いに惹かれ合い一緒に生活するものの、うまくいかない生活の苛立ちも重なりすれ違う事が増えてくる。
そうして、互いに気持ちはあるものの別れてしまった男女が、ある日飛行機の中で偶然再開する。フライトキャンセルに伴い時間が出来た二人はともに同じ部屋に泊まることになった。お互いの事を話している中で多くの回想シーンを挟む。
フライトを諦め車で移動することになった二人はいよいよお別れするわけですが、そこで小晓が「上九天揽月,下五洋捉鳖」と言う。(日本語訳:君のために天に昇って月を取る」)すれ違いを振り返り後悔しつつもこの事を受け入れて前えと進んでいく。荷物を纏めて故郷へ戻る気でいるであろう小晓の部屋に林见清の父親からの手紙が心に沁みるた所でエンドロール。
エンドロールで一般の人に大切な人へ一言というミニドラマを流しているのもとても心を打つ。
エンドロールの最後に林见清の父親が亡くなってしまった部屋に林见清が訪れ、回想しながら「愛してるよ」とつぶやく場面はとても切なく愛しい場面であった。
小晓が言った「上九天揽月,下五洋捉鳖」という言葉についてよく分からなかったので調べてみた。
意思:可以飞向长空摘月亮,也可以潜下海洋捉鱼或鳖。
这句话的原句是:可上九天揽月,可下五洋捉鳖。出自毛泽东的《水调歌头·重上井冈山》。
全诗译文如下:
我从小就心怀凌云壮志,今天我重新登上井冈山。走了千里来寻访这片旧地,哪里还有半分它昔日的容颜。到处都是莺啼燕飞的晚春新景,还有汩汩畅行的流水,宽大的盘山公路直入云端。过了黄洋界隘口,就没有任何的险处可看了。
风和雷在运动,旌旗在招展,这就是人间。三十八年都过去了,犹如弹指的一刹那。可以飞向长空摘月亮,也可以潜下海洋捉鱼或鳖,谈笑间高奏凯歌还师。世上没有什么困难的事,只要肯下定决心去登攀。
英語訳は以下のよう。因みに日本語訳はあまり良く分からなかった。
Meaning: You can fly to the sky to pick up the moon, or you can dive into the ocean to catch fish or cockroaches.
The original sentence of this sentence is: You can take the moon for nine days, and you can catch the five oceans. From Mao Zedong's "Water Tune Head · Reloading Jinggangshan".
The full poem translation is as follows:
I have been fascinated by Lingyun since I was a child. Today I am re-boarding Jinggangshan. After walking a thousand miles to find this old place, there is still half of its former appearance. Everywhere is the new spring scene of Yan Feifei, and there is a smooth flow of water, and the wide Panshan Highway goes straight into the clouds. After passing through the Huangyangjie Pass, there is no danger to watch.
The wind and the thunder are in motion, and the flag is in the exhibition. This is the world. Thirty-eight years have passed, just like the moment of the finger. You can fly to the sky to pick up the moon, you can also dive into the ocean to catch fish or cockroaches, talk and laugh, and play the songs. There is nothing difficult in the world, as long as you are determined to climb.
どうやら毛沢東の言葉のようで、どんなに難しい事でもあなたが決意すればどんな事でも実現できる。というような意味合いらしい。素敵な言葉である。
この映画は「北漂」という北京の戸籍が無い地方出身者の事を総じて示す言葉のようだ。日本で言う東京へ出てきた若者達を同じで孤独感の中、うまくいかない物事に苦しみながらも恋人と時間を過ごし、大切な存在ながらもうまく最後まで結ばれるのはごく一部である事と似ている。どこの国にでもあるものなのであり、一つの社会現象なのだなと実感した。
キャストなど映画の詳細はみんな大好きBaiduでとても良く纏められている。
主演男優さんのインスタグラムがイケメン過ぎる。恐ろしく若い服装するなって思い年齢を確認したら思いの外89年生まれ。
主演女優を努めた周冬雨さんについても調べていたらめちゃカワインタビューを見つけた。
この形式はVOGUEの73 questionsのようなスタイルだったのには少し戸惑ったが、可愛いのでとりあえずなんでもOKである。
インターネットの海を泳いでいると、意外と日本でも見られていることに気がついた。
北漂のような感覚や、過去愛する人とすれ違ってしまった感情というものはきっと日本人にも共通して持ってい人はあるのだろう。そう思うと国は違えど似たような環境であれば人は似たような感情を持つのだなあと少し不思議であり、人類の共通項みたいなものを見つかったようで嬉しく思う。
音楽もとてもその切ない気持ちをうまく表現しており抜群に内容を引き立てます。
とても良い映画なのでNetflix加入していてお時間ある方はぜひ御覧ください〜!
おまけ:
全然関係のない話なのだが、キャストの事を調べていたら中国のジェン・シュアンという沢尻エリカ様もびっくりの女優がいる事がわかった。高額献金で質問をしたファンに2文字で回答するという離れ業。