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同志少女よ、敵を撃て | 逢坂 冬馬 (著) | 2022年書評#17

同士少女よ、敵を撃て、を読みました。

アガサ・クリスティー賞の大賞を受賞したということもあり話題の本でしたが、個人的に今年印象敵な本の一つになりそうです。

📒 Summary + Notes | まとめノート

独ソ戦で活躍した女性狙撃手

2/9時点ではまだロシアがこんなことするとは思っていなかった中、テレ東BIZにて豊島晋作さんが解説するロシアの理論を見ており、

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その中で紹介されていた相坂冬馬著の「同士少女よ、敵を撃て」を知りました。第2次世界対戦でロシア軍は前線に女性狙撃手を配備するという戦術をし、その中でリュドミラ・パヴリチェンコは300人以上を戦果としてあげています。

ナチス・ドイツを恐怖に陥れた伝説の女性スナイパー「リュドミラ・パヴリチェンコ」

実在した女性狙撃手たちをモデルに書かれた小説であるためストーリーや描写も生々しく、読んでいて非常に胸が高鳴る思いでした。

歴史を知るという意味でとても価値のある小説であると感じたと同時に、戦争というある種の異常事態による多くの歪みを感じます。

今現在行われている戦争にて、ウクライナに住んでいたということで被害にあわれた多くの方々、訓練だと言い聞かされてウクライナに入国していたロシア兵で戦死した若者、21世紀にまだこのような残虐な行為が行われてしまう悲しさを感じます。

一方で、小説というフィクションではあるものの歴史をある種の視点から見て認識していくということも大切なように感じています。

物語の始まり

物語の主人公セラフィマはモスクワ郊外の村で狩りのために銃を使っていました。幼いころに、戦争で体調を崩した父親は無くなってしまい、母親に育てられます。近所に住む亡命ドイツ人のフリードリヒ先生からドイツ語を学ぶなど教育を受け、モスクワの大学へ進学も決まっていました。

後に戦場で再開する年齢が近いミハエルは先に戦争へとむかい戦争を感じることがありながらも小さな村では狩猟をしながら生活が営まれていました。

ある日母親と狩りへでかけていた帰りに、遠くから村への訪問者を見つけます。けたたましいドイツ語で村人たちが並べれ虐殺されていく光景が遠くに見えます。母親は銃の狙いを定めドイツ兵を撃ち抜こうとしますが、構えている母親が撃ち抜かれ理解が追いつかないまま横に居た生き物が屍になる瞬間を見てしまいます。

兵士に捕まりレイプされそうになるセラフィマですが、ドイツ語を理解していることを悟られ銃口を向けられて殺されそうになったその時…赤軍により銃口を向けていたドイツ兵が殺されます。生きる屍のように朦朧としていたセラフィマは赤軍にいた女性兵士イリーナに狙撃手として育てられることになり、自身の母親を撃ち抜いたイェーガーと呼ばれるドイツ兵を自身の手で復讐するべく狙撃兵になります。

疫病など防止のために殺害された村人たちを焼き払われてしまい、母親が焼かれてしまったためイリーナへも復讐心をもつことになりました。

狙撃訓練学校での出会い

狙撃学校で将来戦友となるシャルロッタ、ヤーナ、アヤ、オリガと出会います。それぞれ父親を戦争でなくしていたり、故郷の村を焼かれたりと悲しい過去を持ちながらも家族に変わる仲間を見つけていきます。

訓練は厳しいものでスコープを用いた距離感の取得、スコープから覗いた景色が気温によっても変わるなど銃口の無いスコープを放さず持ち歩き照準のあわせかたを覚えていきます。アヤは狩りをしていた事もありとても優秀であり誰よりも的確にスコープを使っていました。

オリガはウクライナのコサック出身で、この本からもウクライナとロシアの結びつきの深さを感じることができ、現実が悲しく感じました。

ソ連は女性兵士を前線に送り戦闘員としている唯一の国であったようで、アメリカやドイツでは応援や看護などの役割をしていたようです。訓練では600メートル先の小さな的を狙ったいり、300m先の行きた牛を狙ったりと訓練により狙撃の腕は成長していきます。

また、精神面の教えもあり「相手を侮るな、自分だけが賢いと思うな」ということを叩き込まれ、いつでも冷静にいる精神的な安定さも狙撃の精度を左右すると教えられます。

卒業時に成績優秀で寡黙なアヤが以外にも部屋が汚くできないことがあると分かるなど、どこか普通の若者の感覚を持ちながらいよいよスターリングラードの前線へと4人はむかいます。

戦場へ

戦場へと向かった4人の戦闘は突然始まります。走り塹壕へと向かうなかで銃弾が耳元をすり抜ける音過ぎ後ろで悲鳴が聞こえたり、横に居た兵士の頭がスイカのように弾ける中走り抜け塹壕で狙撃します。予想外のルーマニア軍との衝突はとても激しいものになりました。

その中で人を撃つ、またさっきまでなでていた犬が爆弾をまかれた戻ってくるのを打たざるを得なかったなど精神敵な負担がものすごいものであったことを感じさせます。

その中でも狙撃学校で学び抜いた4人は次々と狙撃していく中、学校一優秀であったアヤは数多くの戦果を上げる中、戦車のはなった砲弾で粉々に打ち砕かれてしまいます。もうどうしようもない…そんな所まで追い込まれたところで味方の戦車部隊が到着。休止に一生を得ます。

イリーナに再開した3人はアヤが死んだことを告げ、教えである「一箇所にとどまるな。自分の弾が最後だと思うな」という基本を今一度伝えます。

スターリングラードの戦い自体はソ連軍が大勝利を収めるも、初めて戦場へ向かったセラフィマたちの心境は生々しいほどに葛藤が描かれているのが読んでいて辛くも戦争の心境を少し知ることができる気がします。

もともと人を殺すなんて考えたことなかった少女が軍の言うこと、国の言うことを聞き、自分がどんどん遠ざかるという心境はとてもリアルに思います。

また、戦場でドイツ兵とロシア兵が恋に落ちることも描かれており「平和な世界であいたかった」という言葉が印象的です。

加えて、戦場での強姦についても同郷であるミハエルと一悶着があります。軍の規律として強姦は禁止されているものの戦場では男兵たちは敵国の若い女性に対して規律を犯すものの、ミハエルはそれを仲間たちがするのを見て止めれるものでもない、それをセラフィマに伝えようとしても道理ではわかっている間違いをしてしまわければ生きていけないというようなやりとりも印象的でした。

復讐へ

物語の後半はいよいよイェーガーを見つけ出します。ケーニヒスベルクに戦いは移り、より入り交じった激戦になります。子供を助けようとしたママはそこを狙ったドイツ兵に狙撃され負傷し、ターニャに看護されます。

戦況はソ連軍が有利に進め、次の日になれば飛行機による砲撃が来るという一方で、いよいよ見つけ出したイェーガーを自分で狙撃するためにリスクを犯して狙いに行きます。イリーナと口論のあとイリーナが若い日の両親の写真を大切に持っていてくれたことを知り、イリーナのやさしさを感じます。

その中でもイェーガーへの復讐心は消えず、部屋の前で警護にあたっていた同士兵を締め上げて外へとむかいます。ドイツ兵が多く潜伏していると思われる地域まで一人でむかい、捕まえたドイツ兵から聞いた情報を元に混合マグネシウムの照明弾の消えている間に動きます。

500mの狙撃圏内まで近づいたところでふと思い出します。

「賢いのは自分だけだと思うな」

イェーガーは自分の情報を漏らされてるのを前提に戦い、スターリングラードでは情婦が流す情報を予測して動いていました。その瞬間、狙われているのは自分かもしれない…と気がついた時にはスコープがこちらを向いてることに気が付きとっさに伏せてかわします。なんとか避けたものの気がつくとすでにドイツ兵に掴まれ捕虜となってしまいます。

捕虜となり尋問を受ける中で最後にイェーガーと二人で話す願いを伝えるとその機会が設けられ、いよいよ対面します。イェーガーがセラフィマの村で村人が虐殺されたことを覚えており母親を殺したことも、セラフィマが横にいた娘であったことも認識していた。予想外にも震える声でセラフィマに答え、ドイツ兵を狙っていたから撃つしかなかったこと、虐殺には参加しておらずやらざるを得ないかったことを認めつつ「申し訳なかった」と涙を流すことに。

イェーガーが泣きながら「許してくれ。俺はまだ死ねない。平和になったら会いたい人がいる」と言います。イェーガーとの会話は打ち上げられ、最後に大尉に殺されそうになった時、セラフィマは「最後にキスがしたい…」と伝え騙された太った大尉を殺し逃げ出します。

イェーガーと最後の打ち合いのシーンは狙撃兵同士の駆け引きが緊張感ある描写とともにかかれており、セラフィマが見事に打ち抜きました。

ただしセラフィマを助け出しに来たオリガは顔の半分が弾けるように撃ち抜かれ仲間を無くします。多くのロシア兵が攻め込みドイツ軍が白旗を上げる中イリーナがセラフィマを見つけひどい拷問の跡を見つけ悲しむものの「イェーガーを撃ち抜いた」とセラフィマは言います。

イリーナはまだ生きているかもしれないため、イェーガーの死を確かめにいくことを勧め二人はそのイェーガーが倒れているであろう位置まで行きます。そこにはまだ息の根があるイェーガーの姿。とどめを刺そうとしたとの時、女性の声が聞こえたために見てみると、多くのドイツ人女性を強姦しようとするロシア軍の姿。スコープで除くとそこには同郷のミハエル。彼が最も女性に詰め寄っているところをセラフィマは撃ち殺します。

イリーナは息の根があったイェーガーがミハエルを撃ったとするために、ミハエルの部下が来るのをまってイェーガーが撃ったと嘘を伝えイェーガーの息の根を止めました。

同士少女よ敵を撃て、のタイトルはドイツ兵を狙撃する時ではなく、女性を守るために同郷のミハエルを撃つ時に出てくる言葉でした。

物語は終わりへ

セラフィマが目を覚ますのは船の上、ターニャの治療を受けていました。レニングラードまで行きそこで解散し兵隊たちはバラバラと故郷へ帰ることになります。

「あと数日でベルリンも陥落し再編の予定もなし」

イリーナは極東の戦線にいくと言っていましたが、セラフィマが一緒に自身の故郷へ来てくれないかと伝えます。

この物語の一つのテーマである、女性を救おうとしていたイリーナはいつも自身の予想を覆してくるセラフィマの誘いをうけ極東への参戦を辞めます。

エピローグで平和になった世界が描かれています。戦争から帰った二人は村の郊外に住み、魔女のようだと言われています。戦争を体験した、今では何をしているのかわからない女性二人組での暮らし。

戦争体験者への精神問題の話題も触れられており、極限状態で行われた惨殺行為は後々の生活で多くの戦争参加者を苦しめているのだろうと想像できました。

この本を読んで

普段は戦争の話も小説も読まないのですが、ロシアがウクライナ周辺に勢力を固めているというテレ東の話を見て興味を持ち読んだ作品になります。

かなりリアルな描写や心理状態は受け付けにくい方もいるとは思いますが、人類が戦争を繰り返しまだこの時代になっても戦争をする、という中で認識しても良い感覚なようにも思います。

ソ連軍は女性を戦線に送り込む数少ない軍であったと聞いて、人手が足りなかったのか、先進的な考えであったのか、その背景も気になりました。

女性をテーマにする話題も多く、男女間の体の機能の違いがあるため完全に同じことをするというのは難しいものの狙撃というジャンルでこんなに女性が活躍していたという事実は改めて普段目にする些細な扱いの違いを立ち止まって見てみることも大事なように思いました。

📚 Relating Books | 関連本・Web

  1. https://amzn.to/3hy5b8w 総力戦と女性兵士 (青弓社ライブラリー) 単行本 – 2001/10/1 佐々木 陽子 (著)
  2. https://amzn.to/3pvFF8o 戦場の性 独ソ戦下のドイツ兵と女性たち (岩波オンデマンドブックス) オンデマンド (ペーパーバック) – 2021/5/10 レギーナ・ミュールホイザー (著)
  3. https://amzn.to/3Cf67Za 戦争は女の顔をしていない (岩波現代文庫) Kindle版 スヴェトラーナ アレクシエーヴィチ (著), 三浦 みどり (翻訳)
  4. https://amzn.to/3HzgU1m ボタン穴から見た戦争――白ロシアの子供たちの証言 (岩波現代文庫) 文庫 – 2016/2/17 スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ (著), 三浦 みどり (翻訳)
  5. https://amzn.to/36XmPAH イワンの戦争:赤軍兵士の記録1939-45 単行本 – 2020/5/29 Catherine Merridale (原著), キャサリン メリデール (著), 松島 芳彦 (翻訳)
  6. https://amzn.to/35JWXHF 戦うソヴェト・ロシア〈第1〉 (1967年) 単行本 アレグザンダー・ワース (著), 中島 博 (翻訳), 壁 勝弘 (翻訳)
  7. https://amzn.to/3vBB3kS ベルリン陥落 1945 単行本 – 2004/7/1 アントニー ビーヴァー (著), Antony Beevor (原著), 川上 洸 (翻訳)
  8. https://amzn.to/3swi6OG スターリングラード 運命の攻囲戦 1942-1943 (朝日文庫) 文庫 – 2005/7/15 アントニー・ビーヴァー (著), 堀 たほ子 (翻訳)
  9. https://amzn.to/3IG0oxO クルスクの戦い 1943 第二次世界大戦最大の会戦 Kindle版 ローマン・テッペル (著), 大木毅 (翻訳)
  10. https://amzn.to/35ilEeL 独ソ戦 絶滅戦争の惨禍 (岩波新書) Kindle版 大木 毅 (著)
  11. https://amzn.to/3MifrQo 新版 独ソ戦史 ヒトラーvs.スターリン、死闘1416日の全貌 (朝日文庫) Kindle版 山崎 雅弘 (著)
  12. https://amzn.to/3vuYoVt 詳解 独ソ戦全史―「史上最大の地上戦」の実像 戦略・戦術分析 (学研M文庫) 文庫 – 2005/6/1 デビッド・M. グランツ (著), ジョナサン・M. ハウス (著), David M. Glantz (原著)
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  14. https://amzn.to/35gCsCV 独ソ戦―この知られざる戦い (Hayakawa nonfiction) 単行本 – 1980/11/1 ハリソン・E.ソールズベリー (著), 大沢 正 (翻訳)
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