大学の部活動の時に意識していたことがあった。
(ラクロスというスポーツをしていた)
9 19 男子ラクロスハイライト 慶應大学vs東京大学 - YouTube
後輩達のメリットを活かす場面を創ること、そこで出場させること。
組織の中で、上手く回っていない組織は人の配置はともかく、どうも活躍できる機会を用意出来ていない気がする。
部活動の時は、試合でとにかくチャンスを与えることを考えてた。
少し上手い選手たちは勝手に活躍できるので、問題はあまり上手く無い選手達が対象になる。
上手く無い選手達は自分たちが活躍できる場面のイメージがつきにくい。
でも、例えば。
相手選手が疲れてきた場面で、出場したら活躍できるかもしれない。
活躍できる可能性が高くなる。
さらに、相手がミスして苛立ちや動揺があるときに出場したら活躍できるかもしれない。
(ラクロスというスポーツは80分間走りっばなしのスポーツで、監督やコーチが居ないチームは大学生であるだけに集中力が持続しにくいこともある)
そこで活躍できたら、自信になるし何より本人が楽しくできる。
モチベーションは保ちやすくなるし、自分の活躍できるシチュエーションが理解できる。
そのステップを1つずつクリアしていけば、できることが増えていく。
(ここで、ちゃんとしたメンターがいれば成長はもっと早いのだけれども)
上手く活躍させられなかった際に、苛立って怒ってしまう時もあったが、怒ることはよい結果を生み出さないことが多かった。
そもそも、マネジメントする立場の人間が怒ってしまうということは、指導が悪いことや、選手起用が悪いことが多い。
活躍できない後輩が悪いのではなく、活躍させられなかった自分が悪いという意識の欠如だ。
昨日同じ学部の数学のF先生が言った言葉が印象的。「院生を研究者に育てるには、マン・ツー・マンでどれだけ時間をかけてやるかが大事。とにかくこいつはイチローだと信じて、トスを投げ続けてやるしかない」
— MT (@TsubotaM) 2013, 8月 20
イチローだと思うのは多少言い過ぎな点もあると思うが、この子には必ず光るところがある、それを出せるか出せないのかは育てる側の責任。根気よくちゃんと育てる。サポートする。そう言った意識を持つように心がけた。
そもそも、怒る体力や元気があれば、良い所見つけてあげて褒めるほうが双方にとって有意義である。
(こんなことに気づくのに4年もかかったのは情けない話ではあるが…)
組織の中で働く中で後輩ができたり、教育者になった場合は注意したい。
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