昨日取り上げたケンブリッジ医学部生のAliさん。
試験勉強の方法パート2では間隔を開けた反復(復習)による記憶の定着について話している。
Space repetitionという方法を話しているがWikipediaによると下記のよう。
Spaced repetition is a learning technique that incorporates increasing intervals of time between subsequent review of previously learned material in order to exploit the psychological spacing effect.
間隔反復(英:spaced repetition)は、前の学習から、その学習内容の復習までの間隔を延ばしてゆくことにより、心理学の間隔効果を利用して効果をあげる学習技術である[1]
忘却曲線を考慮した学習方法(記憶方法)の一つで、レビューする機関を少しずつ伸ばしていく事により記憶の定着がより長期的なものになるという方法であるよう。
1.一度だけ単語を覚えたグループ、2.一度だけ復習したグループ、3.複数回復習したグループ、4.間隔を開けて複数回復習したグループの4グループで記憶の定着をテストした所、間隔を開けて複数回復習したグループがダントツに良い記録を残したとの研究結果があるようで、グループ3と4では復習した回数は殆ど変わりがないが間隔を開けることによりはるかに良い結果になるとの報告のようだ。
ここからAliさんが考えた学習方法は一日にTopic1〜5まで次々にこなす方法から、Topic2が終わり3に移る前にTopic1を復習してから3に移るようにし、同様にTopic3が終わった所で2の振り返りをテストする。そして1日全てのTopicが終わった所でもう一度全てを復習。その後数日後、一週間後と復習することで記憶の定着がよりよいとのこと。
特に第二言語の取得には有効な点が多いような報告もあるようである。
勉強する際に、前回のActive recallと今回のSpaced Repetitionを意識することでより効率的な学習することができそうである。
またGoogle Sparedsheetを活用して学習記録を付けていき、いつに何を勉強したか、どの程度の期間をあけて復習したのかわかるようにしているとのころ。色を用いてできたか(グリーン)出来ないか(赤)に分けており、どの項目がいつ記憶の定着が悪かったのか記録しているようにすることで意識を持って復習をできるとのこと。
今の時代、高品質な内容の情報を勉強できるのはとても助かる。
昔と比べるととても良い時代になったなと改めて思うとともに、巨人の肩にしっかり乗って(先人たちの知恵をしっかり活用して)自身の学習や成長に繋げられるようにしていきたいと改めて思った。