最近シネマグラフを見る機会が増えている気がします。
今回はインスタグラムでクリエイティブなポストをするjamtunaさんのAdobe Liveがありましたのでそちらのノートです。
良いシネマトグラフは良い写真から
- Jamesさんは良いシネマトグラフは良い写真から始まると言います。
- 写真撮影は常にRAWで露出低めで撮影。(ハイライトは戻しやすいので)
- クロップはポストするSNSに合わせて行う。
- 色補正を行い不自然にならないように。
- 特にスキントーンはナチュラルに。
- 写真の色合いは自分のスタイルになるのでとても重要。何回も現像を繰り返して自分のスタイルを見つけるのが良い。
- シャープネスは上げることが多い。
After Effects
インスタグラム用なので、コンポジットは5:4の30fps。
静止させたいモデルをマスク(ペンツールを用いて異なるレイヤにて)
徐々に明るくするレイヤーを作成。キーフレームを打つ。
インスタグラム用には短いループにして解像度を落とさないようにする。
最後のシーンは最初のシーンと同じ明るさにする(ループのため)
マスクツールにて明るさを変えたい場所をマスクする。
他の場所も同じように明るくしたい場所をマスクツールにて囲う。
明るくしたい場所の中でもエフェクトにグラデーションをかけたい場合はパスを作成し、ストロークエフェクトをかけ、バッシュサイズの変更で対象物がカバーされるようにする。キーフレームもうつ。
オン・オフのタイミングを調整する。
下に反射するレイヤーを作成
切り抜いたモデルのカラーグレーディング
プリコンポーズする。
音を載せる。(よく利用するのはlooperman)
他の作品
120FPSで撮影。
フレームをカットしディゾルブ。
さいごに
Jamesさんは前から気になってた人だったので今回のAdobe Liveとても勉強になりました。
普段はモーショングラフィックスデザイナーで、サイエンス番組などのタイトルや番組途中のグラフィックスを作っているとのこと。
写真や動画を始めた頃は日本語のコンテンツを見ていましたが、結構ドメスティックな間隔やクリエイターが好きなテイストのバイアスがかかった情報が多い気がしますが、Adobeが取り上げるコンテンツだと、ワールド・スタンダードなのが良い点のように思います。
日本でシネマグラフを作成する人はそこまで多くないように思います。動画コンテンツだと視聴者の集中力をもたせるのは大変ですが、シネマグラフはより短い時間にフォーカスを当てたコンテンツです。
デジタルサイネージなどが増えてきた今ですと、より需要のある手法のように思います。
良い素材はストックフォト(ShutterstockやUnsplashなど)であるので、それらを用いたクリエイティブワークはまだ未開な部分が多いように思います。
英語でなんとか情報収集ができるのであれば、英語で良質な情報にふれるというのは結構価値があることなのかなと実感しました。