四季報や決算情報からファンダメンタルと呼ばれる業績について分析することで投資判断を行う一方でテクニカルと呼ばれるチャートの動きで投資判断を行う手法はよく対立的な投資手法として表現されます。
テクニカルはFXや仮想通貨などでより多く語られる事が多いとは思いますが、株価の推移を連続性を持って過去から現在まで見られるために株式投資の世界でもよく見られていると思います。
今までSP500やオルカンなどの指数に脳死積立のような形で主に投資をしていましたが、新NISAの成長枠も活用できればと思い個別株の見方を勉強したいと思っており投資方法の勉強をしています。
📒 Summary + Notes | まとめノート
株価のトレンド
上昇トレンド:株価が移動平均線の上にある+移動平均線が上向き
下降トレンド:株価が移動平均線の下にある+移動平均線が下向き
基本は上昇トレンドで買い、下降トレンドであれば売り・新規購入は見送りがおすすめされます。
3つの買うタイミング
- 上昇トレンドへの転換直後
- 押し目をつけたあとの反発局面
- 直近高値を越えた直後
1のタイミングは転換しない場合もあるので損切りも視野に入れてること。ただし元々低い位置なので大きな下落には繋がらないような場面が多い。
25日騰落レシオなどで過度に売られているものなども狙い目。日足チャートで大きな下ヒゲなどがつく時がある
2のタイミングは上昇トレンド中の押し目(移動平均から大きく乖離して戻る時)付近から上がり始める時。
3はオニールなどで言うカップウィズハンドルのような直近高値を更新する強くモメンタムがあるとされる位置。
大陽線などが出ていれば継続して上昇する。
売りタイミング
ポイントは2つ
- そこから株価が下落する可能性が高いこと
- できるだけ高く売ること
直近安値割れ、短期間で急騰した時、長い上ヒゲ、25日移動平均線割れなどが売りのサイン。株価は上昇スピードよりも下降スピードの方が早い。
グランビルの法則なども参考に。
その他
株価のトレンド分析の根源にあるのは株価のトレンドに逆らわない順張り。順張りの成功率は3割程度と言われており、7割は損切りするため、3回の成功の利益>7回の損切りの損失をイメージする。
マーケットの動きが強ければキャッシュポジションは20%など低く、弱ければキャッシュポジションは80%などにする。
信用倍率を見て、大きな信用買いがあると下降圧力、信用売りがあると上昇圧力となる。
思惑で急上昇した銘柄は下落スピードも早い。
感想
投資を少しやってみて思うのは短く売買すると長期で保有するのではスタンス異なりますが、短期の大幅な上昇を拾っていくスタイルでない限りは長期で持って利益幅を大きくさせていくスタイルが良いと思っています。
一時期投資の成績が良かった人は亡くなっている人などの写真がポストされていたことを見たことがありますが、指数の投資信託などは特に売り買いの必要が無く経済成長を見据えてひたすら余裕資金が生じた際に買い付ける事が基本だと思っています。
日銀ETFの含み益34兆円 株高で過去最大、活用策課題https://t.co/VD08Zb4g3t
— 日本経済新聞 電子版(日経電子版) (@nikkei) 2024年3月9日
一方で、個別株で利益を取る井村さんやテスタさんのような存在も居ることは確かで、リスクは高いながらも個別株ではハイリスク・ハイリターンで短期の利ざやを取れる方法を模索する事はとても大切に思います。
実際に個別株で市場平均から大きく買っている銘柄は目につきやすいものも含めコロコロと落ちており、拾えると短期での大きなリターンもあります。(その逆に大きく負けているものもありますが)
ファンドなどプロがやっても勝てない所は実際にあるために、茨の道ではありますがまずは手法勉強という所から始めればと思います。