決算に詳しくなろうという事でマンガでわかる財務3表超入門を読んでみました。
著者の國貞さんですが、財務関連本を多く出版されております。今回はその中でも超入門のものでとっつきやすいものになります。
📒 Summary + Notes | まとめノート
会社の仕組みと財務
出資と融資の違い
出資:返さなくて良いもの(株式など)
融資:返す必要のあるもの(銀行借入、債権など)
会社の活動
- お金を集める(BS右側に関わる部分)
- 投資する(BS左側に関わる部分)
- 利益をあげる(PLに関わる部分)
BS(貸借対照表、バランスシート)
お金をどうやって集めたのか、今どうなっているのかを表したもの
PL(損益計算書)
その期の正しい利益を計算するもの、現金の動きは表さない
それぞれの関係性
引用:https://diamond.jp/articles/-/12111
キャッシュフロー計算書
勘定合って銭足らずのような状況はPLやBSからはわからない
売掛金の回収と買掛金の支払いのタイミングで資金がショートする可能性がある
引用:https://toyokeizai.net/articles/-/592477
その他
在庫の計上
会計法と税法
包括利益やのれん
感想
株式投資向きというよりは簿記・会計の勉強の一歩目の本という内容だった気がします。マンガにもあったのですが、企業の資金繰りは一つのテーマだなと思い、最近楽天がモバイルの赤字を他の事業利益でも埋めきれず社債発行など多くの調達をしている様子を見るとあんな大企業でも成長見込みのある事業をやるときには赤字覚悟で突っ込むのだなと感じます。
キャッシュフローの重要性を思い出させるのはアマゾンのスタイルです。営業キャッシュフローの成長を重視して赤字続きだったことがあります。
本書で多く出てくる細かな用語を見ていると、簿記の勉強を少ししていた時の事が思い出せました。長年放置していた簿記2級の受験をそろそろしてみようかなと言う気持ちにもなれました…。