鈴木心さんがYoutubeを始められてとても楽しく見ています。
レンズ選びについて語っていたチャンネルがとても良かったので、まとめておきたいと思いました。
1.スタートは標準レンズから
人が見ている視野に近いものを標準レンズと言います。(レンズの身体性)
自分が気持ちよいと思う視野にあうレンズをまず探すのが良いので、一般的に言われる24mm〜50mm程度の幅から気持ちの良い画角を探し、その画角でどんな画が撮れるのか見るのが良さそうです。
鈴木心さんが使われているレンズは35mm単焦点。a7sにあるAPS-Cモードと合わせるとおおよそ50mmとしても使えるため標準レンズの範囲をカバーできるようです。
また、これらの組み合わせにしている理由の一つは軽いというカメラとしての身体性の高さ(より目に近い)からどこにでも持ち運べ撮影シーンを選ばない点を重視しているようです。
2.標準ズーム
標準ズームで使用されているのは24-70mm。F値は表現方法の違い(背景をぼかしたいかどうか)であり一般的に重く・高くなるF値の低いものは必要性を感じないようです。
基本的にぼかすということは背景の情報がなくなるので、たしかに必要でないケースも多そうです。広告で同じスペース内に情報が多いほうが好まれそうなので、無理にぼかす必要もなさそうです。
ソニー SONY ズームレンズ Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS Eマウント35mmフルサイズ対応 SEL2470Z
- 発売日: 2014/01/15
- メディア: Camera
3. オールドレンズというアプローチ
メーカーが売り出すレンズですと、メーカーの色設計にあった画になります。FUJIの色が好きなどと言われるのはFUJIの色設計がうけているという事になります。
そういったメーカーの設計外の予想外の画を作り出す方法としてオールドレンズというものがあります。
鈴木心さんが使われているのはEktar 80mmのレンズ。
ミラーレスに取り付ける場合、マウントをいくつかかませる必要があるのですが、フィルムライクな仕上がりはとても素敵です。
オールドレンズはそれぞれのレンズの特徴が出やすいですので、実際に試しどりしても手買うなども良さそうですね。
また、中判カメラ用のレンズなのでミラーレスのセンサーサイズですとレンズの中央部分だけを使った(レンズとしての質の悪いと言われる周辺部分を避けて)ものです。
4.最短焦点距離
最短焦点距離はレンズが持つ焦点が合う最短の距離のことを言うのですが、マクロレンズ出ない場合、30cm以上離れないと焦点が合わないなどの問題があります。
そういった場合にマクロレンズは買う必要なく、クローズアップレンズ(マクロフィルター)を使用すれば、手持ちのレンズで最短焦点距離を短くすることが可能です。
過去にエクステンションチューブを使用していたのですが、マウント側で取り付けるためレンズを外す必要がありました。
その点レンズの先につけるクローズアップレンズであると運用面はだいぶらくになります。
Meike MK-S-AF3B 接写リング マクロエクステンション チューブ (10mm+16mm) Sony E-Mount FE-Mount Eマウント FEマウント対応フル
- メディア: エレクトロニクス
5.自分のスタイルから考える
カメラを利用するためには持ち運ぶ必要があります。そうすると軽さ・小ささ、は最重要ファクターです。
よく、カメラが重いので持ち運びしなくなり写真を撮らなくなりました、という人が居るので軽いは正義だなと思います。
そういった意味では旅行時などに数少ないレンズで距離をカバーしたいので、標準範囲のズームレンズが良いように思います。
標準レンズ
APS-Cのカメラを使っているので、以下のレンズを使用しています。
ソニー 高倍率ズームレンズ E 18-135mm F3.5-5.6 OSS ソニー Eマウント用 APS-Cフォーマット専用 SEL18135
- 発売日: 2018/02/02
- メディア: Camera
そろそろフルサイズを一台所有しようと思いますので、後々はフルサイズ対応の軽い標準ズームも視野に入れたいです。
F値に関しては編集でどうにでもなると思っている部分があるので、常に背景をぼかしたい撮影や、焦点距離を移動した効果の映像を撮影する必要性が出てきたら買おうと思います。
広角レンズ
風景や星空を撮る際に広角側が強いレンズが欲しいと思い、Laowaのレンズも所有しています。部屋の中や空間を広く見せたいときに活用しやすいのでとても気に入っています。
望遠レンズ
望遠の視野で撮影したいなと思うことがあるので、軽くて小さめの望遠レンズを探しています。動画でも数多くでてくる70-200mmが良いかなと思っているところです。
またこちらにマウントを取り付けることで400mmまでカバーできるのでそちらと合わせて使用の検討をしています。
ミラーレス以外のアプローチ
ミラーレスといえどカメラはカメラで、人が構えて目の前の画を切り取るという手法は学校でいうと、黒板に書かれた文字を板書するような授業と同じで何十年前と同じものになります。
そういったことを考えると、そこから新しい表現手法が生まれるかといえば生まれにくいように思います。
今の所、光の少ない場所での撮影はセンサーサイズの影響でミラーレスに理がありますが、iPhoneやDJIのようなセンサーサイズでも十分に撮影できるようになりつつあります。
あとは画角の調整しろがミラーレスには理があり、光学ズームのように画質を失うことなく切り取れるのも異なる点です。
一方で、身体性というとDJI Osmo actionやiPhoneが圧倒的に高く、軽く視野より広い画角を撮影可能で、新しい視点というとドローンがあります。
これらのような新しい拡張性を持った機械もうまく活用していくことで未来の表現ができるのではないでしょうか。
これからどのような表現手法が生まれていくのかとても楽しみです。