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学び効率が最大化するインプット大全 | 樺沢紫苑 (著) | 2024年書評11

現代は情報に触れる機会が爆発的に増え必要に無い情報に出会う回数がとても増えました。人生で必要の無いインプットを辞めて役に立つことを取り込む事はとても大事に思います。

以前から気になっていた精神科医でありながら多くの本を執筆する樺沢さんの著書であるインプット大全を読みました。

とても平易によく纏まっておりサクッと読めてかつとてもバランスの良い本でした。

📒 Summary + Notes | まとめノート

インプットとアウトプット

インプットはアウトプットとのバランスでより身につくインプットができます。2つセットで一つの行動と言えるでしょう。テレビのニュースからSNSでの情報など一週間経ったら忘れてしまうようなインプットが溢れています。

記憶にとどめてこそのインプットながら役に立てられない情報はできたら避けたいものです。

読む、聞く、見ることによって、情報を得て、それを記憶にとどめることがインプットの定義です。

目的のない能動的情報摂取は避ける事は記憶に定着させるうえでも大切です。仕事に役立つ、将来の夢や目標に向かって身になるインプットをするために目標をまず立てる事はモチベーションの点でも大事です。

感情を刺激するアウトプット術として7種類紹介されています。

  1. ストーリーを活用する
  2. 好奇心を大切にする
  3. 本を勝ったらすぐ読む
  4. わからないと思った瞬間に検索する
  5. 大舞台で講演する
  6. 映画、美術鑑賞など感動と学びを連動する
  7. 旅行から学ぶ

インプットの種類

本書ではインプットの方法が80種類紹介されています。

読む

  • 本を読む
  • 月に三冊読む
  • 深く読む
  • 感想を前提に読む
  • 本を選ぶ
  • ニュートラルに読む
  • バランスよく読む
  • 効率よく読む
  • 問題解決のために読む
  • 小説を読む
  • 電子書籍を読む

聞く

  • 生で聞く
  • 最前列で聞く
  • 前を向いて聞く
  • 目的を持って聞く
  • 質問を前提に聞く
  • メモしながら聞く
  • 友人に聞く
  • 耳学する https://www.himalaya.com/jp
  • オーディオブックを聞く
  • パートナーの話を聞く
  • 傾聴する
  • 共感する
  • 楽に聴く
  • 英語を聞く
  • 音楽を聴く
  • 自然音を聞く

見る

  • 観察する
  • 観察力を磨く
  • 表情を読む
  • 見直す
  • メモを見直す
  • テレビを見る
  • 映画を観る
  • ライブを観る
  • 美術鑑賞する
  • 自然の風景を見る
  • 見ない

情報のバランス・質

情報と知識のバランスを整える事はとても大事です。DIKWモデルと呼ばれる考えによると知恵、知識、情報、データという区別があり、データはすべての基盤となりその中から情報とし、情報をまとめたものが知識となり、実践や経験などのアウトプットを通じて知恵になります。情報:知恵の比率を3:7にすることが最適です。

情報は生物なので今賞味できるものが理想であり、読書もアウトプットして知恵にできるようにしていく事が良いインプットです。

情報の質を高めていくのに、キュレーターの力を借りる事も紹介されています。今の時代各専門家の情報やコメントにリーチしやすくなりました。専門的なことは専門家に聞くことで質の高いものをインプットできるでしょう。

これは恐らく旅行言った時にその土地の人に話しかけて教えてもらうことなども似たように思います。分からない事があればそこで人に聞くことも心がけたいと思います。

検索の方法も工夫できる所です。良い情報にリーチできるウェブサイトなどをストックしておいたり、インスタグラムで近所の美味しい店をストックしておくことも同様に工夫された検索方法でしょう。

読んでいて結構できてないなと思ったのはその情報をしっかりストックしてアクセスできるようにしておくことです。仕事でもパソコン内のファイル検索をスムーズにしておくことも大事で、仕事の時間を探しもので無駄にしない事ができます。

インプットの工夫

人と会うことも大事なインプットとして紹介されています。その際に何度も会う、今すぐアポを取る、与えるという点を注意すると良いと書かれています。

好奇心というのはインプットの質を高める一つの要素です。チクセントミハイのフロー概念によると能動的娯楽の時間はフロー状態と呼ばれる集中している状態です。受動的娯楽の時間を極力少なくして能動的娯楽を増やすと脳にも健康にも良いと言われています。

また日常的にアウトプットする事もモチベーションを高めたり習慣化して質を上げる事に役立ちます。旅行に行った際にしっかりとアウトプットしておく、誰かにシェアするというのはインプットの質を高めます。

シェアすることがハードルが高ければノートに書き込んでおき読み返してみるなども良いでしょう。

樺沢さんの他の著書でもありますが、寝る前の15分は記憶のゴールデンタイムです。寝る前に考えた事が睡眠時に整理されるために、寝る直前にネガティブな事を考えるのは避けたほうが良く、勉強などの時間にとても良い時間などで性質として理解し活用する事が良いでしょう。

感想

サクッと読めて内容も面白いためにすっかりついつい買ってしまう本である樺沢さんのベストセラー本を読みました。

ohtanao.hatenablog.com

ohtanao.hatenablog.com

結構重なる内容が多いのでどれか一冊だけでも良い気もするのですが、テーマ毎に読んでみるというのも振り返りになります。少し非効率ではあるかもしれませんが、毎回どこかに新しい視点をくれます。

アウトプット大全や神・時間術も読んだのですが、睡眠の時間確保や、寝る前の時間、午前中を大切に使う事を今年は習慣化したいと思います。今の時代健康管理する方法も増えてきたので睡眠時間や歩数の記録、体重の可視化などもしたいことです。携帯の使用時間も恥ずかしいぐらい長いので記録することで改善したい点です。iPhoneのヘルスケアも情報としてあるのに活用できてないのも活用したいですね。

読書ブログもアウトプットしては良いように見えるので、できたらアウトプットの質もあげたりより多くの人にリーチできるように工夫してみたいです。中々まとめ方も上手くならないですし表現力も増えないのでそういった点も磨きたいですね。

情報を収集したら習慣化してアウトプットできる事が大事なので、色々なテクノロジーも活用できるようにやりっぱなしも避けられるようにしたいものです。

📚 Relating Books | 関連本・Web

  1. https://amzn.to/49dlIrw 観察力を磨く 名画読解 (早川書房) Kindle版 エイミー E ハーマン (著), 岡本 由香子 (翻訳)