宇多田ヒカルのFirst Loveから着想し脚本が描かれたNetflixドラマのFirst Loveを見ました。物語の壮大さから、映像の美しさ、各時代背景のノスタルジー、キャストの豪華さなど美しい作品で引き込まれるものがありました。
Netflixの世界ランキングで何回かTop10入りしており、世界でも人気がある作品のようです。
いつも映画や映像作品を見ると、作品のストーリーを調べるのですがいつも調べたきりになってしまい気がついたら忘れたり、記事にたどりつけなくなるので今回は作品を見てフレッシュな状態の気持ちや調べたことをまとめていきたいと思いました。
予告映像
Netxlix本編
なんで知ったのかというきっかけは夜明け前のPlayersというYoutube番組。まだフルエピソードは上がっていないのですが、作品の作り込む背景が語られています。
天狗山のキスシーンでは5回も山登りして、曇や光が良くないという事で撮影を連日キャンセルしたことや、ロケ地が250箇所にものぼる撮影であったこと。
カットシーンが多く、時代の入れ替わりも多いために設定資料の作り込みの話などもとても面白いものでした。
エピソードが公開されるごとに追加でアップしていきたいと思います。
監督インタビュー
First Love歌詞
メイキング
写真ギャラリー
公開イベント
撮影スタッフ陣
- カメラマン
フードコーディネーター
ストーリーのまとめにあるFirst Loveの撮影記録がものすごく良い。
制作決定記事
その他
感想
物語については20年ほどの流れてしまう恋について描かれており、電車でひと目見て恋に落ちたこと。好きな人が居るから勉強を頑張ること。田舎から東京に出て恋人関係が崩れてしまうこと。好きな人が居るのに中々伝えられないこと。人はそれぞれ物語を持っており、一つの恋それぞれに物語りが詰まっているのだなと思いました。
改めて、家族ができて子供が生まれたり、職場で何気なく関係を持ちながら働く、というようなことも物語が一つ一つあり、人と関わって過ごしていくということが奇跡のようなものだなと思います。
映像に関しては色相も美しく2色までしか入れないというこだわり、アナモルフィックレンズやオールドレンズ、ソフトフィルターなどを多様した美しいものでした。絵作りの解説やメイキング集が本にまとまったらぜひ買いたいと思います。(映画の絵作りが分かる写真ギャラリーってとても好きです)
手ブレを作る効果やカラーグレーディングもきれいで、カットの取り回しなどとても気になりました。
美術も素晴らしく、時代がビビットに表現されている小物達がとても美しかったです。料理に関しても、料理家さんがずっと作られていたようですべて美味しく、ジブリ飯のようなイメージでした。とにかくナポリタンが食べたくなります。
ロケ地はどこもきれいで、タクシーのシーンで印象的なロータリーや空港でのシーン。北海道を美しくそしてアイコニックに表現する場所が散りばめられており素敵でした。
最近はYoutubeなどの作り込まれていない映像コンテンツを見ることが多く、改めて映画やドラマのように作り込まれた作品を見て、制作陣の魂を感じました。
どうしても手軽に消費できて、無限にレコメンドされるYoutubeに流されがちなので、どっちも良さがあると思いますし、スピード感や手軽さや柔軟性を考えると作り込まれていないものも良いとは思いますが、最近の自身の(映像の)消費行動を振り返るとしっかりとした作品を意識して見る時間を作りたいと思いました。
また一つ好きな作品が増えました。