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訪問記/書評/勉強日記(TOEIC930/IELTS6.0/HSK5級/Python)

2023-01-01から1年間の記事一覧

考具 ―考えるための道具、持っていますか? | 加藤 昌治 (著) | 2023年書評#42

元博報堂の加藤 昌治さんによるアイデアを生み出す訓練方法についての本になります。本書で言われている「アイデア」は練り上げたや学習を通じてとう言うよりはものの見方に依るアイデアなのでどんな人でも真似できるような気がします。 考具 ―考えるための…

脳を最適化すれば能力は2倍になる 仕事の精度と速度を脳科学的にあげる方法 | 樺沢紫苑 (著) | 2023年書評#41

精神科医でありながら多くの書籍を執筆する樺沢紫苑さんの著書になります。インプット大全・アウトプット大全が人気で平積みになっているのをよくみていたのですが本書を通じてそちらも読んでみたくなりました。 本書は平たく言うと効率よい脳の使い方や習慣…

異次元緩和―黒田日銀の戦略を読み解く | 井上 哲也  (著) | 2023年書評#40

日銀総裁が交代するということで日銀関連の本を読んでいるのですが、ゼロ金利との闘いと同じくとても面白い内容でした。 ohtanao.hatenablog.com イマイチ噛み砕けるまでの理解が無い分野なので、少し不明確な部分や不確かな部分もあるかもしれませんが、本…

デザインのめざめ | 原 研哉 (著) | 2023年書評#39

前回のデザインのデザインに引き続き、原研哉さんの著書を読みました。 デザインのめざめ (河出文庫) 作者:原 研哉 河出書房新社 Amazon Summary + Notes | まとめノート 原研哉さんが新聞に連載したエッセーをまとめた本になり、日々のふとした出来事に対…

デザインのデザイン | 原 研哉 (著) | 2023年書評#38

前から読もうと思い買ってあった本を読んでみました。 デザインのデザイン 作者:原 研哉 岩波書店 Amazon Summary + Notes | まとめノート Summary + Notes | まとめノート デザインとは何か リ・デザイン展 無印良品との関わり 日本にいる私 感想 Relati…

AI 2041 人工知能が変える20年後の未来 | カイフー・リー(李開復) (著), チェン・チウファン(陳楸帆) (著), 中原 尚哉 (翻訳) | 2023年書評#37

前著AI Superpowersが大ヒットしたカイフーリーの新著を読みましたがとても面白い本で今年のベストブックになりそうな本でした。 ohtanao.hatenablog.com 今回のAI2041は、前著にてAIについて優しい言葉遣いをすることでAIの理解の裾野を広げようとし成功し…

鈍感な世界に生きる 敏感な人たち | イルセ・サン (著), 枇谷玲子 (翻訳) | 2023年書評#36

鈍感な世界に生きる 敏感な人たち 作者:イルセ・サン ディスカヴァー・トゥエンティワン Amazon Summary + Notes | まとめノート Summary + Notes | まとめノート HSPとは? HSPの特徴 HSPが抱えやすい心の問題 鈍感な人たちとうまく付き合うには 「敏感な…

感覚過敏は治りますか? | 栗本啓司 (著) | 2023年書評#35

以前読んだ静かな人の戦略書にて内向型人間やHSPについて知りました。今回はHSPなどとは少し違うのですが感覚過敏について書かれた本を読みました。読むまで感覚過敏が何かということについても知らなかったですし、感覚過敏であればどうすれば良いのかなど…

生涯弁護人 事件ファイル2 | 弘中 惇一郎 (著) | 2023年書評#34

日産元社長のカルロス・ゴーン氏の逃亡劇は世間に衝撃を与えました。この事件は日産と検察が密にコミュニケーションを取り筋の悪いながらも事件性があると判断し著名人を逮捕するいわゆる「人質司法」と呼ばれるものでした。 その事件に対して弁護人を勤めた…

生涯弁護人 事件ファイル1 | 弘中 惇一郎 (著) | 2023年書評#33

日本の刑事裁判の有罪率は99.9%とほぼ100%近くを推移しており先進国の中で最も高いと言われております。 引用元:https://asiro.co.jp/media/keiji/14522/ その中で村木厚子さんの無罪判決は多くの話題を呼びました。この裁判を担当したのは弘中弁護士を始め…

No.1エコノミストが書いた世界一わかりやすい為替の本 | 上野泰也 (著) | 2023年書評#32

去年から米国金融引き締めに伴い為替の話が良くでるようになりました。グローバルになった世界経済で為替の話は無視できない存在になっており勉強しようと思い本書を読みました。 No.1エコノミストが書いた世界一わかりやすい為替の本 作者:上野泰也 かんき…

ゼロ金利との闘い: 日銀の金融政策を総括する | 植田 和男 (著) | 2023年書評#31

SVBが破綻したりCS(クレディ・スイス)の疑惑が上がってきたりと最近金融市場での話題が多くあります。FRBのパウエルさんは市場とのコミュニケーションをかなり密に行い金融緩和からの利上げまでとインフレや雇用状態を見ながら経済対策を行ってきました。 …

Google流 資料作成術 | コール・ヌッスバウマー・ナフリック (著), 村井瑞枝 (翻訳) | 2023年書評#30

ex-Googlerの著者がデータを活用したストーリーのあるプレゼンの作り方の本になります。良い意思決定のためにはデータの可視化・ストーリー化が不可欠。データのビジュアリゼーションが良くてもそこに興味深いストーリーがなければつまらないものになってし…

マグネティックマーケティング 顧客を引き寄せて離さない集客システム | ダン・ケネディ(著) | 2023年書評#29

マーケティングやセールスレターで有名なダン・ケネディの新し目の本であるマグネティックマーケティングを読んでみました。日本語だと高値で二次流通市場に流れているので気になっていました。英書ですとKindle含め通常価格ですし、Youtube情報なども多くあ…

お金のむこうに人がいる 元ゴールドマン・サックス金利トレーダーが書いた 予備知識のいらない経済新入門 | 田内学 (著) | 2023年書評#28

金融や経済の話は専門用語が飛び交いなんだか難しい。だから、専門家にまかせておけば良いなんて考える人は少なくないのでは無いでしょうか。本書は元ゴールドマン・サックスの田内学さんが、経済についてやさしくとっつきやすいように書いてくれている入門…

責任という虚構 (ちくま学芸文庫) | 小坂井敏晶 (著) | 2023年書評#27

大人になると仕事や生きていく上で妙に「責任」という言葉に触れることがあります。責任とは何なのでしょうか。責任と自由は対で言及されることもあり、あたかも自由意志での選択に対する責任が問われることもあります。 本書ではホロコーストなどでの集団で…

冒険の書 AI時代のアンラーニング | 孫 泰蔵 (著), あけたらしろめ (イラスト) | 2023年書評#26

教育ってなんだろう?誰しもが疑問に思うことについて本を通じた故人との対話により著者が次々を生まれる問いに対して理解していく内容の本になります。 引用文献が多く、これらの本も併せて読みたくなる素晴らしい本でした。読書があまり得意でない人にとっ…

イーサリアム 若き天才が示す暗号資産の真実と未来 | Vitalik Buterin (著), Nathan Schneider (編集), 高橋 聡 (翻訳) | 2023年書評#25

現在コインマーケットキャップでクリプト市場のNo.2を誇るイーサリアムの創業者ヴィタリクブテリン。元々は物書きになりたいと思っていた19歳の少年はビットコインのカルチャーに感銘を受けて気がつくと今では信じられないほどの額を稼いでいます。 ブテリン…

捨て方をデザインする循環ビジネス: サーキュラービジネス実現へ三つの提言 | 中台 澄之 (著) | 2023年書評#24

変化のあるゴミ事情 資本主義に基づいた環境問題にはついてまわるゴミ問題。世の中がグローバル化したと同時に廃棄物もグローバル化しました。先進国の古着は途上国へ、古着のみならず廃棄物もコンテナに積まれて運ばれていました。 運ばれたゴミ達からは鉱…

再生可能エネルギーと大規模電力貯蔵 | 太田 健一郎 (監修), 横浜国立大学グリーン水素研究センター (編集) | 2023年書評#23

以前ビル・ゲイツの著書を読んだ際にキーポイントは再生可能エネルギーと大規模電力貯蔵システムであると書かれており、まさに全く同じポイントについて書かれている本がありましたので読んでみました。 ビル・ゲイツ本と比較するとアカデミックよりの本では…

First Love 初恋 | 2023年映像評#1

宇多田ヒカルのFirst Loveから着想し脚本が描かれたNetflixドラマのFirst Loveを見ました。物語の壮大さから、映像の美しさ、各時代背景のノスタルジー、キャストの豪華さなど美しい作品で引き込まれるものがありました。 Netflixの世界ランキングで何回かTo…

アウトルック最速仕事術 | 森 新 (著) | 2023年書評#22

仕事でWindowsを使うためにOutlookの活用法について勉強しようと思い、脱マウス本に引き続きアウトルック最速仕事術を読んでみました。 www.youtube.com アウトルック最速仕事術 作者:森 新 ダイヤモンド社 Amazon Summary + Notes | まとめノート Summary…

脱マウス最速仕事術 年間120時間の時短を実現した50のテクニック | 森 新 (著) | 2023年書評#21

脱マウス化したいと思い、脱マウスの本を読みました。 脱マウスはどことなく語学学習と似ていて、活用できたら楽しさが増えるのにも関わらず、最初なれてないと文章読むのも時間かかり、話すのもストレスになる。それに慣れていくとどんどん理解も進み活用で…

mRNAワクチンの衝撃 コロナ制圧と医療の未来 | ジョー ミラー (著), エズレム テュレジ (著), ウール シャヒン (著), 柴田 さとみ (翻訳), 山田 文 (翻訳), 山田 美明 (翻訳) | 2023年書評#20

以前ファイザーのワクチン開発物語を読んだのですが、今回はBioNTechの開発物語についての本を読みました。ワクチン開発にあたりはBioNTechが開発をしてファイザーが検証や量産面を行ったような側面があり、コア技術を持つBioNTechの物語を読むのはかなり面…

ハーマン・サイモン自伝 | ハーマン・サイモン (著), 上田 隆穂 (監修, 翻訳), 渡部 典子 (翻訳) | 2023年書評#19

隠れたチャンピオン企業の著者ハーマンサイモン氏の自伝本を読みました。考えてみれば、100年も昔ではない時代に人類は領地拡大に明け暮れており、戦争をしていたと思うとすごい時代です。 コロナやウクライナ戦争でさえかなり絶望感があったことに比べると…

グローバルビジネスの隠れたチャンピオン企業 | ハーマン・サイモン (著), 渡部 典子 訳 (その他), 上田 隆穂 (翻訳) | 2023年書評#18

日本にも縁があるハーマンサイモン氏著の隠れたチャンピオン企業を読みました。 ハーマンサイモン氏はコンサルティング会社のサイモンクチャー&パートナーズの会長を努めており、世界各地に拠点を持つビジネスをしております。 その中でもプライシングにつ…

奈良の小さな会社が表参道ヒルズに店を出すまでの道のり | 中川 淳 (著), 日経デザイン (編集) | 2023年書評#17

中川政七商店の本をもう一冊読んでみました。 奈良の小さな会社が表参道ヒルズに店を出すまでの道のり 作者:中川 淳 日経BP Amazon ohtanao.hatenablog.com Summary + Notes | まとめノート 前回「日本の工芸を元気にする!」を読んでからより興味を持った…

AIってそういうことか! ビジネスの現場で使えるPFN式活用法 | 西川徹 (著), 岡野原大輔 ほか (著) | 2023年書評#16

最近はChatGPTの話でもちきりで、AIへの関心がより高まってきているのではないでしょうか。 今までのAIというとレコメンド機能などが多く、どこか人に時間を使わせる・消費を促すみたいな側面がありこんな世界を望んでいたのかな、と思えることが多くありま…

あこがれ | 川上未映子 (著) | 2023年書評#15

久しぶりに小説も読んでみようと言うことで昔から好きな作家の一人でもある川上未映子さんのあこがれを読みました。 www.youtube.com www.youtube.com www.youtube.com www.youtube.com あこがれ(新潮文庫) 作者:川上未映子 新潮社 Amazon 物語 物語は2章…

日本の工芸を元気にする! | 中川 政七 (著) | 2023年書評#14

日本の工芸を元気にする! 今日本で最も成功している工芸小売業といえば中川政七商店では無いでしょうか。 www.youtube.com www.nakagawa-masashichi.jp コロナ期に売上が落ちることはあるものの、2000年に約10億前後の売上が今では60億近くに登り、店舗数も…